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ねぎらいのスプーン〈3〉

健やかで美しい皮膚を保つためのスキンケアやライフスタイルを提案するブランド、『OSAJI(オサジ)』ブランドディレクターの茂田正和さんに、体の内側から肌や心をいたわるレシピを教えていただく連載の三回目。
秋から冬へと向かう端境期を健やかに乗りきる「ねぎらい」のひと皿をご紹介します。
移ろう季節を、健やかに、やわらかく乗り越えるヒントになりますように。

秋から冬への端境期
健康面で嫌われがちなコレステロールやプリン体。
コレステロールは肌の水分の蒸発を防ぐ脂質を作り、プリン体は健康な細胞を作る上で必要不可欠なものです。もちろん摂り過ぎは禁物ですが、あまりストイックに節制し過ぎてしまうと、肌は乾燥しやすくなり、細胞の新陳代謝も滞ってしまうことを頭の片隅に入れておいてください。

そんなコレステロールやプリン体が程よく摂れる「牡蠣」を、気温が下がり血流が低下しがちなこの季節に、少し辛く刺激的なスープでお楽しみください。
辛いのが苦手な方はラー油をごま油に置き換えてもOKです。

材料

・牡蠣…6粒(80g)
・長葱…4センチ
・生姜…10g
・ニンニク…5g
・ニラ…4束(20g)
・花椒…小さじ1
・大白ごま油…大さじ1
・水…600ml
・ラー油…大さじ1  ※辛いのが苦手な方はごま油で

(A)
・豆板醤…大さじ1
・甜麺醤…大さじ1
・オイスターソース…大さじ1
・醤油…小さじ1

(お好みで)
・中華麺…1人前

作りかた

(1)鍋に大白ごま油をひき、牡蠣を両面さっと焼き取り出しておく。

(2)同じ鍋にみじん切りにした長葱・生姜・ニンニクを中火で炒め、2センチに切ったニラを加えてさらに炒める。

(3)Aを加えて軽く炒め、水を注ぎ沸騰させて5分煮る。

(4)牡蠣を戻したあと沸騰しない程度の火加減で2分煮た後、ラー油を加えたら火を止め器に盛る。

(5)茹でた中華麺をつけながら食べてもよし。

茂田正和
株式会社OSAJI 代表取締役 / OSAJIブランドディレクター
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音楽業界での技術職を経て、2001年より化粧品開発者の道へ進み、皮膚科学研究者であった叔父に師事。
2004年より曽祖父が創業したメッキ加工メーカー日東電化工業の化粧品事業として多数の化粧品を開発、健やかで美しい肌を育むには五感からのアプローチが重要と実感。
2017年、スキンケアライフスタイルを提案するブランド『OSAJI(オサジ)』を創立しディレクターに就任。
2021年にOSAJIの新店舗としてホームフレグランス調香専門店「kako-家香–」(東京・蔵前)、2022年にはOSAJI、kako、レストラン 『enso』による複合ショップ(鎌倉・小町通り)をプロデュース。
2023年、日東電化工業の技術を活かした器ブランド『HEGE』を手がける。
著書『42歳になったらやめる美容、はじめる美容』(宝島社)。2024年2月9日『食べる美容』(主婦と生活社)出版。