VOL.92 / 2022.03.03
着る服を選ぶことは生き方を選ぶこと
ブランドディレクターの生き方指南書
春爛漫…というよりクシャミ爛漫という感じで、花粉症はあまりひどくはない方ですが、
晴れて気温の高い日には、朝起きた瞬間から鼻がムズムズする今日この頃。
今年は昨年の1.5倍の花粉の量ということですから結構すごいことになっていますね。
外から帰って来た時は、家に花粉を持ち込まないように
玄関で入念に頭から全身をブラッシングをして家に入るようにしています。効果のほどは…
先日「洋服の断捨離」という有名な、やましたひでこさんの本を初めて手に取ってみました。
断捨離本っていくつか読んだことはありますが、この本は本当に素晴らしかったです。
いくつか印象に残ったところをご紹介します。
洋服とは潜在意識
下着選びほどその人の本性のようなものが映し出されるものはない
「下着を身に着けることを愉しもう」というステージに立ってみたら
女性としての自信のようなものがみなぎってくるという経験をした。
この”愉しむ”視点を心がけておくと、こうありたいという状態に行きつくことが出来る。
下着を良いものに替えることは、潜在意識における自己肯定感を高めてくれる。
洋服選びとは”貴女はどうありたいですか?”と自分自身に投げかける行為です。
・自分も知っていて、他人も知っている自分
・自分は知っていて、他人は知らない自分
・自分は知らないが、他人は知っている自分
・自分も他人も知らない自分
洋服を身に着けるという行為はこの四つのセルフイメージを駆使して自分を(無意識に)
表現しているのですが、自分の容姿は?年齢は?社会的な立場は?
それらを考えすぎて無難に陥ってはいないか?
それはありたい自分ですか?
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いやはや、おっしゃる通りです。はい。全く共感します。と読みながら声をあげている自分がいました。
私たちのモノづくりは、このあたりをいつも深く考察しています。
ただシルクだから、肌にいいから、この下着をすすめるのではなく、
表からは見えないけれど、細かな作りやラインに女性らしさはあるか?
今日これを身に着けている自分って素敵!って誰に言われなくても、自分で自分に言ってあげられるか?
そんなことが何より重要です。
歳だからってデコルテを隠してばかりいませんか?
いつも同じような雰囲気に仕上げてしまう自分に挑戦してみませんか?
ちょっとだけ大胆な丈にした方が案外似合うかもしれませんよ?
こんな提案をして自信につながるプッシュをして差しあげることを何より大切にしています。
そして、着心地のいい服を着て、今日一日が、この一週間が、
あなたの人生がずっと健康でHappyでいられるように!
着る服を選ぶことは、生き方を選ぶこと。
私たちの理念はこれからも続きます。
ブランドディレクター”Y”
大学卒業後、インテリアブランドを立ち上げる。20年にわたるブランド構築経験を活かした後、ブランドコンサルティングを開始。DRESS HERSELFでは、自身の実体験や同世代の悩みをすくい上げ、女性の生き方をベースに、コンセプトからシーズン毎の企画、方向性などを牽引。世界中で暮らし、旅した経験があり、ロックで自由でパワフル。