BRAND SITE

ブランドディレクターが着こなす、大人の初夏ファッション。

ドレスハーセルフの春夏アイテムを中心に、エイジレスにお楽しみいただけるスタイリングをご紹介します。
毎回ご好評をいただいている、50代以上の方に向けたドレスハーセルフスタイル。
今回もブランドディレクター”Y”(身長157cm)が自身のライフスタイルに沿ったコーディネートを組んでみました。大人ならではの初夏スタイルの参考にしてください。

元々の性格がボヘミアン。なので海外に出かけて、気に入ると3か月ステイする、という生き方をしてきました。
そこで学んだのは「私の常識」は全く常識ではないこと。そんな若い頃を思い出して、今日はちょっと70年代ヒッピー風に。

今回羽織ったショートカーディガンは、私の大好きなロングカーディガンと同じシルク100%。
ロングカーディガンはIラインが強調されて格好良くスタイリッシュにまとまりますが、持ち歩くのにはちょっとお荷物になってしまう。その点、こちらのサイズだとバッグにポンと入れるのにちょうどいい着丈と薄さです。

普通のカーデと違って、軽くドレープが入っているので着た時にとてもエレガントです。全身をホワイトでまとめて、頭にはスカーフを巻いてポイントに。シンプルだけれど小物で個性を出してみました。
今年も猛暑になることは必至なので、冷房と外気の温度差で悩まされるのは明白。このカーデで乗り切るしかありませんよね。

私はワイドパンツが大好き!
数年前に流行った時に、このチャンスを逃してなるものか、とまとめ買いをしましたが、あれからずっとトレンドは継続していますね。お腹の出っ張りが気になるお年頃なので、できるだけハイウエスト、間違ってもおへその下で留めるような代物には手を出しません。

私の大好きなグレースシルクのトップスにリネンのワイドパンツを合わせてみました。グレースシルクの素材は本当に涼しいうえに、高見えするので、いくらシルクのカットソーがゴージャスマダムに見えると言っても、軍配はこちらのグレースシルクにあがります。

先日伺った蓼科のリゾートホテルでもこのグレースシルクのセットアップを着ていましたが、スタッフさんにも「素敵!」と声をかけていただいて、とても気分が良かったです。グレースシルクはパンツとワンピースがあるのでセットで持っているのもオススメです。旅行のときは、セットアップと代えのパンツを持って行くと、全く違う雰囲気をそれぞれ上下で演出できるので、便利ですよね。

今年も大活躍の予感、シルクサテンパンツ
もう、皆さまもお持ちですよね!夏はシルクサテンパンツとシルクモダールのパンツの2択しかあり得ません。

普段はあまりジョガーパンツタイプは似合わないと思っているのですが、こちらのジョガーパンツはもう本当に上品です。おばさんが履いてもみっともなくないのがうれしい!ツヤ感とダブダブにならない絶妙なパンツ幅のおかげなんだと思います。こちらも旅のお供の定番。カジュアルではあるけれど、トップスをエレガント系でまとめて大振りなネックレスを合わせると、リゾートホテルのディナーにもピッタリ。

トップスはこの春の新商品、シルクコットンのシンプルなVネックニット。以前のタイプよりシルク糸の質をあげ、Vの開きもすこしだけ狭めて、かがんだ時に胸元が見えないよう配慮しています。定番商品に少しだけ改良を加えて新しくお目見えしました。抜群の着心地の良さは相変わらずです。

シンプルなシルクモダールのカットソーですが、ドレープの美しさと揺れ感の優雅さを見ていただきたい!デニムラバーの私としてはもう、手持ちのデニムにこれ1枚着ただけで、個性的でおしゃれ感満載で、大のお気に入り。

着丈が中途半端だとウエストマークするかどうか悩みますが、このデザインならお腹を隠して着こなせます。痩せているように見えますが、私は体脂肪30パーセント以上、腰回りもぶよっとしていて立派なおばさん体型ですが、それを感じさせないドレープの美しさに小技が効いています。

二の腕を気にされるお客様のために、肩より絶妙な下がりの袖も素敵ポイントの一つ。デザイナーのこだわりです。

サングラスは私のトレードマークの一つ。
実は左の眼の網膜に穴が開いているので、曇りの日でも、室内でもサングラスは欠かせません。なのでサングラスが似合うコーデが好きです。

胸元は大きく開けて、個性的な大振りのネックレスやピアスをして、リングも大きくて主張が強いものを身に着けるようにしています。カーディガンをプルオーバーのように着るのが得意技。今回着たこのカーディガンは着丈に前後差があり、袖はかなりのボーリュームあるドルマンスリーブです。たくし上げた袖のボリューム感がとてもゴージャスで、とにかく着た姿がとってもキレイ。

年齢を重ねるとなるべく優しく見えるような着こなしをお勧めされがちですが(顔にシワがたくさんできるせい?)、私はその意見には与しません。迫力結構!コワくて結構!自信に満ちた(たとえ本当は小心者でも)立ち居振る舞いは女を確実に素敵に見せるとイタリアのマダムに教わりました。

私もそのように精進し、素敵なマダムで生きていけるように頑張ろうと思います。