試行錯誤から生まれたシルクリブレギンス

DRESS HERSELFの定番アイテムとして愛され続けている「シルクリブレギンス」。
シルクを贅沢に70%も配合し、2016年のブランドスタート以来、累計4万本以上をお届けしてきました。春夏はもちろん、寒い季節には特に欠かせないこのレギンス、実は20年もの歴史を持つアイテムなのです。

開発のきっかけは、チクチクしない暖かさを求めて

シルクリブレギンスの開発は、「チクチクするタイツやストッキングの不快感をどうにかしたい」という、社内の女性たちの切実な声から始まりました。
素足だと寒いので、春夏はストッキング、秋冬はタイツを履くのが当たり前だった時代。タイツは確かに暖かいものの、チクチク感や蒸れ、ウエストの締め付け、さらにはズレ落ちるといった不満がつきまとっていました。

「タイツに代わる、あたたかくて快適なインナーボトムを作りたい！」という思いから、開発チームが目指したのは、チクチクしない・蒸れない・ストレスのない、レギンスを作ること。そして、試作を重ねて完成したのが、このシルクリブレギンスです。

立体的なシルエットを生む、技術の結晶

一般的なレギンスやタイツは、平面の生地を材料に大量生産するため、お尻周りがダブついたり、履いているうちにズレ落ちたりすることがあります。

そこで私たちは、レギンスに立体感を出すためのマチを設けることにしました。平面の生地からいかに立体感を出すかの試行錯誤です。理想の形を実現するために、縫製工場、編み工場、接ぎの工場と、それぞれの得意分野を活かし、3箇所の工場で作るという手法に落ち着きました。効率よりも品質を優先し、理想の形を追求しています。

特殊なウエスト構造で、ストレスゼロの履き心地を実現

インナーボトムの中で最も多い不満は、「ウエストがきつい」「伸びきってしまう」「ゴロつく」といったウエスト部分に関するものです。一般的なレギンスはウエスト部分に平ゴムを入れた袋状の構造ですが、これでは長時間履いていると締め付けやズレによる不快感が出やすくなります。

そこで私たちは、腹巻を作る機械を利用し、特殊なウエストを開発しました。
腹巻と同じ構造なので真ん丸。輪っかを思い浮かべていただけるとイメージがしやすいと思います。真ん丸なので、接ぎがなくゴロゴロしません。このウエストはゴム糸を編み込んで仕上げ、締め付けすぎず、ズリ落ちないフィット感を実現しました。
ゆっくりしか編めないので、一人分作るのにとても時間がかかります。この貴重な機械は日本に数台しかなく、修理が必要になった際は、部品から作り直すほどの手間がかかります。

伸縮性と耐久性を両立する独自の編み方

一般的なストッキングは『細く編んで履いて広げる』ですが、シルクリブレギンスは『大きく編んで縮める』という逆の発想で作られています。だから伸縮性がとても良いのです。
さらにこのシルクリブレギンスは、大きく編んで一晩寝かせて、安定させてから裁断していますので、履いた瞬間がとても気持ち良い。
またリブの数を通常のリブレギンスよりも多くしていますので、脚がとても入れやすく、あらゆる体型の方にもフィットするようにしています。細い人でも恰幅が良い人でも大丈夫。薄手ですがとてもあたたかいので、着物を着る方にも「ラインが出ないから安心」とご愛用いただいています。

毎日履きたくなる一枚を

「膝の跡がつきにくい」「洗濯すると形がしっかり戻る」というのも、このレギンスの嬉しいポイントです。これは、シルク100％ではなく、あえてナイロンを加えた配合にすることで耐久性を高めているから。

気に入ったら毎日履きたくなる、そんなヘビーユーザーの方にも満足いただける品質です。
また、シルクは静電気が起きにくい素材のため、履くときに肌にスッと馴染む感覚を味わえます。脚にフィットしながらも蒸れにくいので、暖房の効いた室内や電車内でも快適に過ごせるのも特長です。

カラーバリエーションも豊富に

左からモカベージュ、ブラック、杢グレー、チャコールグレー、オリーブ、ダークグレー。
よくお客様に「一番人気の色はどれですか？」と聞かれますが、実は一番人気はチャコールグレーで、その使いやすさに定評があります。
春は明るいモカベージュやライトグレーが人気です。オリーブはファッション感度高めの方にご愛用いただいていて、ダークグレーは悩んだときに絶対に使える中間色。そして黒はビジネスシーンに使えるというお声も。全身を黒で揃えたいときにも活躍します。