ねぎらいのスプーン〈4〉
健やかで美しい皮膚を保つためのスキンケアやライフスタイルを提案するブランド、『OSAJI(オサジ)』ブランドディレクターの茂田正和さんに、体の内側から肌や心をいたわるレシピを教えていただく連載の四回目。
冬から春へと向かう端境期を健やかに乗りきる「ねぎらい」のひと皿をご紹介します。
移ろう季節を、健やかに、やわらかく乗り越えるヒントになりますように。
「幸せ」とは、なにげないところにあるのかもしれない。
ゆっくりお⾵呂に⼊ったり、太陽の⾹りがする布団に横たわったり、
⼤切な⼈とのたわいもない会話や、部屋着の優しい肌触り。
暖かく滋味深いスープを飲む時も、そうなのかも知れない。
仕事のために、家族のために、はたまた美容のために、
やらなきゃいけないこと、やってはいけないことがたくさん。
我慢しながら頑張ってる。
昨⽇も、今⽇も、明⽇も。
束の間のひとときに、スプーンですくって⼝にはこぶ。
体を通って、胃腸に届くほっこりとした温もり。
素の私が、ふぅっとひと息つく。
「いつもありがとう、私」
vol.04/酒粕白湯スープ

冬から春への端境期
春の訪れに心躍る反面、針葉樹の花粉が飛び始める季節がやってきました。
花粉症や肌荒れ対策には、内側からのケアが欠かせません。
粘膜からの花粉の侵入を防ぐシナモン。免疫の暴走を抑えてアレルギーの発症を予防する酒粕。免疫バランスを調整して発症した炎症を抑える生姜。

「守る」シナモン、「防ぐ」酒粕、「抑える」生姜、花粉対策の三銃士がしっかりととれ、まだまだ冷える体を芯からあたためるほっこりスープを。
材料
・鶏むね肉…200g
・酒粕…100g
・生姜…30g
・シナモンスティック…1本
・クコの実…10g
・塩麹…大さじ2
作りかた

(1)鍋に水と鶏むね肉を入れ、強火で沸騰させてアクをひき、蓋をして吹きこぼれない程度の火加減で10分煮込む。

(2)すりおろした生姜と酒粕を加え、酒粕を溶かす。

(3)シナモンとクコの実を加えて5分煮込む。

(4)塩麹を加えて完成。

(5)ターメリックライス、にんにくナンプラーを添えて食べてもよし。
【ターメリックライス】
・米…1合
・ターメリック…小さじ1/2
・太白ごま油…大さじ1
・水…200ml
(1)研いだ米に水・太白ごま油・ターメリックを加えて混ぜる。
(2)中火で沸騰させたら弱火で10分炊き、火を止めて10分蒸らす(炊飯器でもOK)。
【にんにくナンプラー】
・ナンプラー…大さじ2
・にんにく…1片
(1)ナンプラーにスライスしたにんにくを入れて漬ける。
茂田正和
株式会社OSAJI 代表取締役 / OSAJIブランドディレクター
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音楽業界での技術職を経て、2001年より化粧品開発者の道へ進み、皮膚科学研究者であった叔父に師事。
2004年より曽祖父が創業したメッキ加工メーカー日東電化工業の化粧品事業として多数の化粧品を開発、健やかで美しい肌を育むには五感からのアプローチが重要と実感。
2017年、スキンケアライフスタイルを提案するブランド『OSAJI(オサジ)』を創立しディレクターに就任。
2021年にOSAJIの新店舗としてホームフレグランス調香専門店「kako-家香–」(東京・蔵前)、2022年にはOSAJI、kako、レストラン 『enso』による複合ショップ(鎌倉・小町通り)をプロデュース。
2023年、日東電化工業の技術を活かした器ブランド『HEGE』を手がける。
著書『42歳になったらやめる美容、はじめる美容』(宝島社)。2024年2月9日『食べる美容』(主婦と生活社)出版。





