2022 AUTUMN & WINTER COLLECTION vol.1

DRESS HERSELFの2022 AUTUMN & WINTER COLLECTION vol.1をお届けいたします。
毎回人気のウォームシルクから待望のボトルネックタイプが登場。さらにDRESS HERSELFでは初となるアウターもお目見えします。その出来栄えにスタッフ一同、感嘆の溜め息。
今回の新作もデザイナーがたっぷり製作秘話を語ります。ぜひご一読ください。

#01 / 大人気素材から大人のボトルネックが登場

秋冬の定番といえば、「見た目はスウェット、肌側はシルク100%」のウォームシルクシリーズ。世にも珍しく、とろけるほど気持ちの良いシリーズから、ボトルネックタイプが登場しました。

ウォームシルクシリーズは、毎年新しい型を楽しみにしてくださる方も多いのですが、「ネック部分の開きが少ないものが欲しい」というお声もありました。そんなリクエストから出来上がったのが、今回のボトルネックタイプ。

とはいえデザインには悩みました…実はこのウォームシルクという素材。見た目はスウェットですので、単純にネックを詰めたデザインにすると、色気も何もない部屋着トレーナーのようになってしまいます。とびきりの素材を使っているのに、普通のデザインではいけない…むむむ…と悩みに悩みぬき、首から付かず離れずの綺麗に立ち上がるネックに辿り着きました。

さらに袖にたっぷりと生地を使い、華やかさをプラス。袖口は前から見るとスッキリ、後ろから見るとボリューミーな仕様に。袖口周囲全体にギャザーが入っているわけではなく、後ろ部分にのみギャザーを入れてボリュームを持たせています。袖コンシャスなデザインですが、甘さを控えめにしているので、大人の女性も気負いなく着ていただけます。

カラーは杢グレーとチャコールグレー。9月に開催したサロンでは杢グレーが人気でした。同じ生地、カラーでも、デザインによって皆さまの反応がさまざまで勉強になります。

杢グレーはカジュアルに落とし込む万能カラーですし、暗色が多くなりがちな秋冬に明るさをプラスしてくれます。
チャコールグレーは、ちょっぴりモードな雰囲気なので、あえてくすみピンクなどのカラーに合わせるとピタッとハマります。

カジュアルなアイテムですが、きれいめな素材のパンツやサテンスカートと合わせるミックスコーデをぜひ。このプルオーバーを一点投入すれば、コンサバなアイテムでもヌケ感たっぷりの大人カジュアルにスタイルアップ。
一見シンプルですが、ただシンプルなだけのデザインではないので、着るだけで「なんか良い感じ」になります。

袖を通すだけでワクワクしてスタイリングがポンポン浮かぶ一枚を目指しました。大人の華やかさと程よいカジュアル感を楽しめるプルオーバーを、ぜひお試しください！

プルオーバー/ウォームシルクボトルネック 22,000円(税込)
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#02 / DRESS HERSELF初のアウター、クラシックなケープコート

ついに作ってしまいました…シルクをたっぷり贅沢に使った、軽くてあたたかくてしなやかな理想のアウターを！そうです、DRESS HERSELFでは初となるアウターの登場です。

まず商品企画で話したのは、シルクでアウターを作れないかということ。シルクは保温と保湿に優れているし軽いので、寒い冬には最適な素材。でもやっぱり価格や耐久性で難しい面も多く…実現までは果てしない道のりだったのですが、長年お付き合いしている生地工場さんが根気強く頑張ってくれました。

シルクとウールを合わせた生地は一見するとウールコートのような仕上がり。でもシルクの持つ落ち感としなやかさで、しっとりとした触り心地の唯一無二の生地です。

デザインはクラシックかつエレガントな雰囲気のあるケープコート。ケープコートは気になるけどコーディネートが難しそう…と躊躇される方もいらっしゃいますが、意外とパンツでもスカートでもボトムを選ばず合わせやすいアイテムなのです。9月のサロンでもケープコートをご試着されるお客さまが多く、皆さまとても良くお似合いでした。

細身パンツ×ブーツ合わせは、迷った時の間違いない組み合わせ。
少し大人っぽく仕上げたい時はワイドパンツでエレガントにカッコ良く。スカートに合わせるならロングでタイトなシルエットが特にオススメです。上半身が台形のようなシルエットになるので、ボトムスはストンと落ちるストレートラインが良さそうです。

私が一番こだわったのは分量感。重たくなりすぎないように気をつけながら、でも動いた時にフワッと優雅に贅沢に揺れるように、ギリギリまでフレア分量を調節しました。重さは約870gと、ウール100%よりも軽やかです。

カラーは杢グレーとチャコールグレー。
全身ホワイトコーデ、もしくはグレートーンでまとめて杢グレーを合わせても上品ですし、ブラックコーデやレザーアイテムにチャコールグレーは最高にカッコ良さそう。カラーボトムなんかも上手に受け止めてくれそうです。

ささやかながらこだわったのは襟元のホック。閉めた時にアクセントになるよう、少しデザイン性のあるものを選びました。こういったディテールが凝っているのも長く着られるポイントだったりしますよね。

ケープコート/シルクウール 49,800円(税込)
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#03 / 秋冬の着こなしにバリエーションを生むロングジレ

上のケープコートと同じ素材でロングジレもお作りしました。
もはや定番アイテムとして定着しているロングジレ。着こなしに立体感とスタイルアップ効果を生み出してくれますし、コートに行く手前の早い時期からも着られる新しいアウターとしてユーズフルな存在です。

着こなしが難しいと思われがちですが、とにかく難しく考えないでください。シャツ×デニムといった定番コーデにサッと羽織るだけで全然良いのです。ロングジレを合わせるだけで、洗練さとちょっぴりモードな印象がプラスされて、大人の雰囲気がグンとアップします。
しかも縦長ラインを簡単に作れるので、体型カバーにも一役買ってくれる効果も。

DRESS HERSELFのロングジレは、長く愛せるようにシンプルで余計な装飾のないデザインにしました。襟元はなだらかなVネック。ゆるやかにフロントへとつながっていますので、シャープになりすぎない程よいラインです。サイドスリットが、歩きやすい上にスタイリングに軽さを加えてくれます。

ボタンのない前合わせは、ウエストベルトを結ぶことによってアクセントに。
このベルトの使い方によってさまざまな着こなしが出来ます。外側からベルトを通して前で結んだり、後ろで結んだり、ベルトループに通すだけで垂らしたままでもラフな雰囲気に。

さりげなくベルトループの横に隠しスリットを開けましたので、内側にベルトを渡すこともできます。内側にベルトを通せば後ろ姿はスッキリと。アウターの中にロングジレを着るときは、こうすればベルトがもたつかず、アウターに響きません。

難しく考えないでくださいと言ったロングジレのスタイリングですが、少し考えるだけでも「あれも良い、これも良い！」と妄想が広がります。

トップスはお手持ちのシャツ、ブラウス、カットソー、白T、なんでもOKです。タートルネックニットは鉄板ですし、上でご紹介したウォームシルクプルオーバーもピッタリです。センタープレスのワイドパンツでカッコ良く、テーパードパンツとレザーシューズでモードに仕上げても良いですね。プリーツスカートにブーツの合わせも気分が上がりそう！車移動が多い方はライトアウターとしてこれだけでも良さそうです。個人的に袖がない分、運転にも向いていると思います。