ブランドディレクターが着こなす、大人の冬ファッション。
今季の秋冬アイテムを中心に、エイジレスにお楽しみいただけるスタイリングをたくさんご紹介します。
前回の夏スタイルもご好評をいただいた、50代以上の方に向けたDRESS HERSELFスタイル。今回もブランドディレクター”Y”(身長157cm)が自身のライフスタイルに沿ったコーディネートを組んでみました。
カジュアルにシックにエレガントに、大人ならではの冬スタイルの参考にしてください。
STYLE #01 / 最高の出来のカシミヤを素肌にオン
冬は黒や茶系のアウターを選ばれる方が多いと思いますが、私は冬にあえて白を着るのが好きです。
今日もカシミヤカーデのオフベージュを使って、オールホワイト風のコーディネートを楽しみました。
ウルトラ寒がりの私にとって、素肌にニットは本来あり得ないのですが、この上質なカシミヤの風合いを素肌で楽しみたいので、今日はあえてタンクトップに合わせました。冬といえど屋内は結構あたたかいので、コートの下はこれくらいでも大丈夫。
空高く爽やかな気持ちの良い日は、テラスでランチにシャルドネを嗜みたいところ。
そんな贅沢な時間のお供にカシミヤの優しいぬくもりは何よりのご褒美。
フワッと滑らかで、ぬめり感のある手触りは、他の素材では味わえません。
10枚以上持っているカシミヤフリークの私が、これは!と太鼓判を押すほど、今年の出来は最高。
今後、世界的にもカシミヤのプライスは上がってしまうので、いつか手に入れたいと考えている方はこの機会にぜひ!
カーディガン/カシミヤ 39,800円(税込)
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STYLE #02 / ご近所のお出掛けに活躍するセットアップ
あまり運動は好きではないので、学生時代はなにもしてこなかったのですが、ベストセラーになった「運動脳」を読んでからは重い重い腰をあげてパーソナルトレーニングに通うようになりました。
本来行くのが嫌なので、オシャレして気分をあげないと毎週行くのも続きません。
なので大好きなウォームシルクを上下で着て、この気持ちよさを支えに「エイっ」と家を出ます。
ウォームシルクは軽いので、ジムでの着替えもラクですし、肌側シルクであたたかいから着こまなくても大丈夫。この上にサッとコートを羽織るだけでこなれ感が出て便利です。
帰りには頑張った自分へのご褒美に近所のイタリアンバールへ。このままの格好で行けるから、着替える必要もナシ。
この前の旅行で、飛行機の中でもフワフワの着心地でノンストレスでした。冬の頼もしい相棒です。
プルオーバー/ウォームシルク ボトルネック 22,000円(税込)
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パンツ/ウォームシルク 裾スリット 16,900円(税込)
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STYLE #03 / 大人の遊び服にピッタリのスキッパーニット
とにかく海が大好きで1年中海辺で遊んでいます。
そんな私にピッタリなスキッパーが発売され、今シーズンはまずこれを着倒しています。
私はマリンな合わせが好きなので、合いの手はもちろんマリンパンツ。腰にボーダーカットソーを巻いて、頭にはヘアターバンを。小物はニットと同系色でまとめるのが大人っぽく仕上げるポイントです。このスタイルで寒くなった海辺を歩くのは映画のワンシーンのようで素敵でしょう?(笑)
スキッパーデザインって本来カジュアルなんですが、このニットはデザイナーの小技が効いていて上品な仕上がりに。
だからワイドタックパンツなどと合わせたりすれば、ビジネスシーンでも活躍すると思いますよ。
あたたかい時期はデコルテを綺麗に見せるスタイリングをして、寒くなったらインナーにハイネックニットを。首元に深いVラインが出来るニットは、大人の抜け感を作るのにちょうど良いさじ加減です。
スキッパーニット/シルクウール 27,800円(税込)
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STYLE #04 / 防寒もオシャレもカバーする秀逸なボレロ
これこそ待ってました~!の逸品です。
私は海辺のリゾート地が大好きで、沖縄はもとよりタイやフィリピンにもよく行きますが、リゾートでは思いっきり肌の露出したドレスを着て自分を開放するのが最高のストレス発散方法。
ただレストランでは冷房が効き過ぎていて、上着がないと寒くて凍えることも。
ドレスに合う防寒グッズはオシャレなデザインがなくて、いつもストールを巻いているのですが、そうすると手の自由が利かなくて食事がしにくい。ずり落ちるストールを気にしながらの食事はなんだか集中できないし、だいたいエレガントじゃないですよね。そんな悩みを解決する1枚がこちら!
袖があるので肩までしっかりカバーされるから、寒くない上に背中のドレープが上品かつあたたかさも確保してくれます。
シルクカシミヤであたたかいのに、薄手でドレスの優雅さを損なわないのも二重丸。
もちろん、これは南国リゾート用に作ったワケではないので(笑)、冬にタートルネック1枚だと「なんだかモノ足りない…」と感じた時に、このボレロを重ねるとイイ女風な演出が出来ます。
普段のワンピースに重ねるのもとっても上品で素敵。上着未満ストール以上の秀逸なボレロです。
ボレロマフラー/シルクカシミヤ 18,900円(税込)
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STYLE #05 / 女性らしさが香るエレガントなニット
パッと見はフツーのシンプルなニットですが、着てみてその良さが初めてわかる、緻密なバランスが計算がされた驚きのニットです。
裾の変形カットが着方によって様々な表情を見せてくれますし、着る人のニュアンスを醸し出してくれます。
というか、とにかく騙されたと思って着ていただければ、途端に上品に見せてくれる優れたデザイン。長めに入った手首のリブがまた良いんですよね。たくし上げても、中途半端に下ろしてドルマンのドレープと手首の華奢さを強調しても素敵。
こういうトップスには、ワイルドなクラッシュの入ったサルエルデニムに同系色のグレーのパンプスを合わせて。胸元はパールとゴールドのネックレスを重ね着けして、上品、くずし、上品を重ねて遊びます。
動いた時に女性らしさが香るようなエレガントな一着です。
サッとコートを脱いだときに、こんなニットを着ていれば褒められること間違いナシ。下でご紹介するケープコートとの相性も抜群ですよ。
ドレープニット/シルクウール 17,800円(税込)
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STYLE #06 / Aラインが大人かわいいケープコート
このケープコートを見た時に思い付いたのが、帽子とお揃いの手袋に、ファーを巻いてパリのマダム風コーディネート。
でも下半身はすっきりと着たいので、スキニーパンツにロングブーツで若々しさも忘れません。ワントーンのように見えて、ファーとブーツをダークブラウンで揃えているのも密かなポイント。
チェックの小物は大人の可愛さと遊び心を演出できるのでオススメです。でも可愛くなりすぎないようにモノトーンにしました。パリやミラノでは、ファッションの完成度を上げるパーツとして帽子や手袋は重要なファクター。暖かさもさることながら、洋服とのコーディネートを繋ぎ引き立てる麗しの脇役です。
このケープコートは下にかなり着こんでも大丈夫なので、東京なら真冬でもいけそうです。アウターが重いと肩や背中が凝るし、一日過ごしたあとの疲労感も大きいですよね。このコートはシルクが入っているので本当に軽くてシニアにはもってこい。生地の風合いも高級感があって、お気に入りの一枚です。
ケープコート/シルクウール 49,800円(税込)
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DRESS HERSELFのブランドディレクター。大学卒業後、インテリアブランドを立ち上げる。20年にわたるブランド構築経験を活かした後、ブランドコンサルティングを開始。DRESS HERSELFでは、自身の実体験や同世代の悩みをすくい上げ、女性の生き方をベースに、コンセプトからシーズン毎の企画、方向性などを牽引。世界中で暮らし、旅した経験があり、ロックで自由でパワフル。