BRAND SITE

VOL.121 / 2023.06.02

弱った身体に優しいDRESS HERSELFのお洋服たち

ブランドディレクターの生き方指南書

手前ごとですが、POP UPで出店させていただく時に皆様とお会いすることもある、ドレスハーセルフマネージャーの坂上(さかうえ)がふと漏らした言葉がとても心に響いたので、皆様に共有させていただきます。

彼女は昔ダンスの先生をしていたほどの強靭な身体の持ち主。
体格も立派だし、心優しくタフネスで通っている人ですが、季節の変わり目による不調に加え、忙しさがあり体調をくずしていたそうです。そんな日々は気が付くとインナーからハラマキ、靴下、セーターにパンツ、加えてアームウォーマーと、全身ドレスハーセルフの服を身に着けて会社に出勤。
優しい素材だからもちろん安心感もありつつ、ちょっと目に入るディテールが素敵だったりして、それがちゃんとオシャレにも気を使ってる感が出るのが、なんとも嬉しいドレスハーセルフらしいポイントです!

私たちも、もちろんファストファッションの服も着るし、他のブランドの服も着て過ごします。
でも、疲れがピークに達している時、風邪をひいて身体がだるい時、気が付けば身に着けているのは全身ドレスハーセルフのシルクやカシミアのアイテムたち。

坂上は「ああ、お客様もいつもこんな風に弱っている身体を無意識にシルクやカシミアで癒しているんだな~」とあらためて気づかされました、ということでした。

実はドレスハーセルフのお客様が私たちのお洋服を見つけてくださる切っ掛けは、病後に身体に優しいものが欲しくなって探していた!という例が多いのです。
私も、乳がんになった友人に、手術した胸の部分が下着で擦れて痛くないように、とシルクリブタンクトップをプレゼントしたら、退院して家にいる間ずっと冷房をつけずに(夏でしたので)これ一枚で過ごして気分良くいられたと、とても喜んでもらえました。

人間って、とても不思議ですね。
身体が弱っていると、いつもよりさらに心地いいものを身に着けて本能的に自分をいたわり、守ろうとするんだと思います。私のようなシニアはもう、毎日が弱っていく身体との付き合いですから、その気持ちはさらに倍増です。

身体が弱っている時だけではありません。
心が弱っている時も、誰かの優しい言葉と、優しい肌触りのお洋服に一日中包み込まれていれば「さあ、自分を大事にしなくっちゃ。こんなことでめげていられない!」って頑張れるのかもしれません。

心も体も健康でいればこそ、今日を生き抜くことができるというものです。
自分に優しく、時には甘やかして身体が喜ぶものを身に着けて日々を過ごしましょう!


ブランドディレクター”Y”
大学卒業後、インテリアブランドを立ち上げる。20年にわたるブランド構築経験を活かした後、ブランドコンサルティングを開始。DRESS HERSELFでは、自身の実体験や同世代の悩みをすくい上げ、女性の生き方をベースに、コンセプトからシーズン毎の企画、方向性などを牽引。世界中で暮らし、旅した経験があり、ロックで自由でパワフル。

OTHER JOURNAL 〉DRESS HERSELFが提案する美しく健康に生きる、暮らす

ALL JOURNAL