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VOL.124 / 2023.07.07

梅雨はシルクTシャツ一択

ブランドディレクターの生き方指南書

梅雨真っ盛りの東京です。
雨の葉っぱにあたる音が好き。雨の降る日のカエルの大合唱はお経にも似て心休まります。
が、しかーし、こんな牧歌的な心境になれるのは田舎に行った時の雨の日のハナシ。
東京の梅雨はジメジメ、電車に乗ればムレムレ。屋内は湿気を排除するために冷房すでにガンガン。寒い〜。

さて、こんな日々はもちろん汗をかいても湿気と熱を放出してくれる、シルクのTシャツで乗りきろうと思うのですが、昨日クローゼットを見て思わず苦笑してしまいました。
私、昨年ドレスハーセルフでたくさんTシャツを新調しました。コロナ禍でほとんど家にいる生活でしたので、気分をあげたかったからなんですが、ほとんどに袖を通していなかったんですね。買った時のまんまシワひとつない状態でクローゼットに鎮座しているさまは、まあ、もったいない!
私は慌てて彼女達を手に取り、なんて魅惑的な肌触り、と思わずスリスリして着用!

外に出ると、どんより雲が気持ちをブルーに誘いますが、こんな時こそ楽しいことを考えて(来週からベトナムだ〜)シャッキリ自分を立て直します。
ふと見ると、前から若いお嬢さんが。カーゴパンツに洗いざらしのコットンTシャツを着て爽やかに歩いてきます。
艷やかで張りのある腕に洗いざらしのコットンTシャツはよく似合います。
ひるがえって、私の腕はちょっとしわがあって乾燥気味。でもそんな私の武器は、自由に真摯に生きてきた年月の輝きが醸し出すオーラとこの艷やかなシルクの光沢。そうです!我らにはドレスハーセルフのシルクがあるではありませんか。
年齢を重ねてきた肌に欠けてくるものは艶と張り。ならば、それをウエアでカバーしましょう。
私の夏のオススメの着こなしはこちらでご紹介していますので、ぜひご覧ください。夏の大人スタイルの教科書

どこから見ても美しい艶とその生地が醸し出す優雅さは着ている婦人を魅力あふれる存在にする力を持っています。
若いお嬢さんではこうはいかない。シルクのお洋服とは、様々な人生を乗り越えて、なお前向きに生きる強さと真の優しさを携えた女性にこそ相応しいものだと確信します。

さて、今日も雨は降ったり止んだり。湿度が高いのでジトーと暑くついイライラしがちですが、シルクのTシャツを着て、爽やかに伸びやかに楽しく過ごそうと思います。


ブランドディレクター”Y”
大学卒業後、インテリアブランドを立ち上げる。20年にわたるブランド構築経験を活かした後、ブランドコンサルティングを開始。DRESS HERSELFでは、自身の実体験や同世代の悩みをすくい上げ、女性の生き方をベースに、コンセプトからシーズン毎の企画、方向性などを牽引。世界中で暮らし、旅した経験があり、ロックで自由でパワフル。

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