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VOL.130 / 2023.10.19

女性は世界中で頑張っているのだ!~Part 1~

ブランドディレクターの生き方指南書

すっかり秋めいてきたと思ったら、ウルトラ寒がりの私にはこの朝、晩の冷え込みは涼しいのは通り越して、寒い!!
長袖のシルクリブカットソーを着ている今日この頃ですが、昼間はそれだとさすがに暑いので(なぜならその上にTシャツを着て更にジャケットを羽織っているから)どうしたものか、本当に着るものに困ってしまいます。

10月の初めに大地震のあったモロッコのマラケシュから帰国しました。
モロッコにはその昔、1年間住んだことがあって、そのあと15年くらい前にもう一度行って、今回は3度目の訪問でした。
そこに、出発の2週間前になって大きな地震の速報が。震度6強で崩れ落ちたモスクの映像を見せつけられると、私はともかく、一緒に行く相棒はまだ30歳未婚のお嬢さん。ご両親だって心配するだろうし、やっぱりやめるしかないよね。といったんは予約した宿をキャンセル。
ところが、本人は行く気満々の上にご両親も「別に行ってくれば」というスタンス。どうするか、本当に悩んでいたところに1通のメールが届きました。あまりにも感動的だったのでここに全文を掲載いたします。

We’re coming back to you following the cancellation of your reservation to give you precise information on the situation.
In Marrakech, there was more fear than harm. The Medina has already withstood many challenges. Some houses in the Medina were demolished because they were so old. Unfortunately, the earthquake mainly affected small villages in the High Atlas region, the epicenter of the quake.
In collaboration with MGH (Moroccan Guest Houses Marrakech Essaouira), we have launched an appeal for donations to support these Berber villages. We would greatly appreciate any contribution to this cause: https://www.leetchi.com/fr/c/maroc-morocco-solidaire-avec-marrakech-solidarity-with-marrakech-1928118?utm_source=copylink&utm_medium=social_sharing
Many media and social networks are misrepresenting the current situation in the medina of Marrakech. The reality is much better than they show.
We would like to inform you that Riad Camilia is ready to welcome its guests.
The historic monuments and souks remain open, and life is already returning to normal.
For our part, we must protect our employees, so that they don’t go through what they did during the Covid. Once again, many jobs are at stake. Morocco and Moroccans need you more than ever.
We invite you to reconsider your decision and book again.
Please do not hesitate to contact us should you require any further information.
The entire team of Riad Camilia
Sarah & Quentin

要約すると、実際より大げさに報道されており、マラケシュはもう平常を取り戻している。スタッフをコロナの時の様な同じ目に合わせたくないので、どうぞ再考してマラケシュに来てください。貴女の存在が必要です!
同じようなメールを予約したレストランや他のホテルからもいただきました。どんなに安全かの証拠を示すように動画に撮って送って下さるところもありました。

我らは地震国家の日本。気持ちは痛いほど分かります。
モロッコは観光立国で、外国の観光客がいないと、経済は大きなダメージを受けます。やっとコロナから回復しつつあったのにこんなことで折れてたまるものか!という心意気を感じました。そこで、エイッとばかりに行くことにしたのでした。
私も一観光客としてマラケシュに行って、お金を使うことで現地の人々の役に立ちたい。なので、はるか遠く日本からマラケシュに伺います。というメッセージと共に。

こんな風に崩れて、立ち入り禁止になっていたり、壁が崩れるのを防ぐために応急手当をしてあるところも点在していました。

行って見たら、確かに爪痕は色々ありますが、旅行できないほどではありません。もし、大きな余震が来たらどうなっていたかはちょっとわかりませんけどね。

私の旅の定番、今回もシルクモダールパンツにシルクのもハイソックス。これで20時間のフライトを乗り越えました。(でも疲れたー)

〈次回に続きます〉


ブランドディレクター”DEDE”
大学卒業後、インテリアブランドを立ち上げる。20年にわたるブランド構築経験を活かした後、ブランドコンサルティングを開始。DRESS HERSELFでは、自身の実体験や同世代の悩みをすくい上げ、女性の生き方をベースに、コンセプトからシーズン毎の企画、方向性などを牽引。世界中で暮らし、旅した経験があり、ロックで自由でパワフル。

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