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VOL.133 / 2023.11.30

女性は世界中で頑張っているのだ!~Part 3~

ブランドディレクターの生き方指南書

もちろん、ファンシーでロマンティックなホテルは大好物です。
そこで滞在している気分の良さったら、筆舌に尽くしがたいものがあります。
しかし、今回のロイヤルマンスール(Royal Mansour Marrakech)のようなゴージャスホテルはさすがに地震でもなければ選択肢にはありません。

一緒に行った若い相棒に非日常の体験をさせてあげるのが目的だったので、このリヤドというプチホテルの形式(かつてのマラケシュの商人が買い付けに来たお客をもてなすために建てた宿泊所)に宿泊することが肝心でした。
これらは旧市街にあり、建物が古いので地震で壊れてしまったところもたくさんありました。
現代的なホテルは新市街にあり、それらは鉄筋なので震度6ではびくともしない。

しかし、そういう近代的ホテルに泊まるのはでは意味がない。
そこで、唯一旧市街にあり、建物がしっかりしていて、余震がきても大丈夫そうなところはロイヤルマンスールしかなかったのです。

ロイヤルがつく、正真正銘の王様が来た時に宿泊するお宿。
今年発表された世界のベスト50ホテル選で、26位でした。(ちなみに日本はAMAN東京が最上位で5位)

王宮がそのままホテルになったのではないか?と思わせるロビーその1、その2、その3。

一番狭くて安いお部屋に泊ったのですが、それでも門を入ってすぐがテラスサロン、その奥に大きなサロン、2階にはベッドルームとバスルーム、3階には小さなプールとデッキチェア。

若い相棒は、はしゃいでいましたが、私にしたら、冥土の土産!
地震がなければ、絶対に泊ることのなかったお宿でしたが、しばし極上の時間に浸ることが出来ました。

皆さんはイスラムの世界ってあまりご存じないと思いますが、欧州が暗黒の中世をさまよっていた頃、16世紀まではイスラム文化が世界の最高峰であり、医学も哲学も天文学も最先端でした。
なので、彼らの世界観はそれは美しく宇宙と繋がっていて、人類みな平等。多民族、多宗教の協働による融合文明だったのです。

自由で常識破りで、あるものを受け入れる、そしてそれを活力として発展してゆく。
我らが皆、今もう一度振り返るべき価値観ではないでしょうか?

地震によるキャンセルもあったり、ここのホテルのスタッフも地震の破壊がひどかった地域へボランティアに出ているため、お部屋は50%しか稼働していない、ということで、「モロッコ人はみんなで助け合う人々だ!」と誇らしげに語っていました。

〈次回に続きます〉


ブランドディレクター”Y”
大学卒業後、インテリアブランドを立ち上げる。20年にわたるブランド構築経験を活かした後、ブランドコンサルティングを開始。DRESS HERSELFでは、自身の実体験や同世代の悩みをすくい上げ、女性の生き方をベースに、コンセプトからシーズン毎の企画、方向性などを牽引。世界中で暮らし、旅した経験があり、ロックで自由でパワフル。

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