BRAND SITE

VOL.32 / 2019.05.23

天然素材のありがたさ

この前、TVで羽毛布団の紹介をしていました。
この時期、たしかに掛け布団問題ってありますね。暑いような寒いような。マンションだと密閉率が高く、窓を開けないで寝ていると気温は26度くらいでけっこう暑い。でも肌がけ1枚だと風邪をひいてしまいそうです。

TVでは羽毛布団の素晴らしさを説明していましたが、ダウンって「吸湿性・放湿性に優れた素材のため、暑いときは蒸れずにサラッと、肌寒いときは適度な暖かさを実現します」なんだそうです。
あれ?これ、どこかで聞いたような?そうです。シルクの性質と一緒です。さすが、天然素材というものは、アヒルなり、蚕なり、生き物ですから、その生命を守るためどんな気候にも対応できるようにちゃんと維持装置が付いているんですね。

「ダウンはあたたかい」というイメージが先行して、冬のものでしょう、と思っていたのですが、放湿性にも富んでいてこれからのジメジメした季節にもうってつけとは知りませんでした。
シルクも薄くてツルツルしたイメージから夏のもの、と思われていらっしゃる方多いかもしれません。たしかに、シルクの真骨頂は軽くてすべらか、肌心地がいい、放湿性があるので汗をかく季節には気持ちよく着ていられる、というものですが、実は冬あたたかく、シルクの上にカシミアなどを重ね着をすれば鬼に金棒。1着あれば、通年で重宝するアイテムなんです。

それにしても天然の素材って本当にすごいですね。
私たちが生き物からその天然の素晴らしい力をいただいて、布団や洋服にさせてもらっているという現実をあらためて考えさせられてしまいます。
「感謝して着させていただきます」と思わずつぶやいてしまった出来事でした。

OTHER JOURNAL 〉DRESS HERSELFが提案する美しく健康に生きる、暮らす

ALL JOURNAL