VOL.68 / 2021.04.02
水も気も緩む4月に
ブランドディレクターの生き方指南書
今年は異例の温かい3月を迎え、全国的にもかなり早く桜が咲きました。我が家の前の川沿いではコロナもなんのその!大勢の人々が桜をめでながらそぞろ歩きを楽しんでいます。入学式を迎える頃には桜は完全に散っていそうな東京の4月の光景です。
春って一番気が緩む季節だと思いませんか?
厚いコートは脱ぎたいし、ブーツの足元もパンプスに鞍替えしたくなってくるし、可愛い若葉を見つけたりすると、ああ、自分もこの節目に脱皮して、新しい”私”になろう!と密かに誓ったりするのです。(実際は毎年同じことを繰り返してはいるのですが・・・)
でも、こういう季節の変わり目は一番ご用心あれ。朝晩はまだまだ空気が冷たいのは分かっていることなのですが、ついつい気分先取りで、薄着をして出かけていませんか?そんな貴女にドレスハーセルフからのご提案です。
その1
『首』をあたためると人間は寒さを感じにくくなります。それは身体を流れる血液が温められるから。ストールはしっかり巻いて出かけましょう。アンクルウォーマーもパンツの下に履くだけで足元の暖かさが違います。春夏向けのショート丈が便利です。
その2
上を春らしく薄着で魅せたいなら、やはり中はしっかりとカシミヤで装備するのが賢い女の心得です。シルクカシミヤのインナーを着れば陽だまりのような温かさに1日中支えられて過ごせます。
春の宵に誘われてちょっと一杯飲みに出かけても、コロナのせいでドアや窓が少し開けられていて、なんとなくスースーしてブルっとした方も多いはず。自分防衛に頑張らないといけない春は今年も継続中です。
ブランドディレクター”Y”
大学卒業後、インテリアブランドを立ち上げる。20年にわたるブランド構築経験を活かした後、ブランドコンサルティングを開始。DRESS HERSELFでは、自身の実体験や同世代の悩みをすくい上げ、女性の生き方をベースに、コンセプトからシーズン毎の企画、方向性などを牽引。世界中で暮らし、旅した経験があり、ロックで自由でパワフル。