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VOL.73 / 2021.05.24

シャネルとDRESS HERSELF

ブランドディレクターの生き方指南書

皆さんも、一度はどこかで触れたことがあるかもしれないココ・シャネルの言葉。
「だいわ文庫」からその強く情熱ある言葉を美しくまとめられた本が出ていて、落ち込んだ時や、無力感に襲われた時などに繰り返し読んでいます。

ココ・シャネルの言葉 (だいわ文庫) →Amazonサイトへ

先日、NHKでシャネルの生涯を切り取ったドキュメンタリーをやっていたのですが、
ドレスハーセルフに携わる私たちの想いをあらたにさせてもらえる言葉に触れることになりました。

「新しい世紀の児である私は、新しい世紀を服装で表現しようとしたのだ」

これは、コルセットで身体を締め付け、男性受けするように装飾をいっぱい付けた帽子やドレスを着て動きにくいのに我慢をして生きていた、19世紀から20世紀初頭にかけての女性の変革を導いていった、シャネルの言葉の真骨頂です。

世の中を変革する・・・なんていったらおこがましいですが、私たちの想いはこのシャネルの言葉に通ずるものがあります。

今、私たちの日常には全てがあります。
美味しくて、豊かな食べもの、数多あるブランドでのリーズナブルで魅力的なお洋服たち。人口変動により、家さえも余る時代に。
でも、誰でもふっと思い至るはずです。

「心の豊かさは本当にある?」
「私は本当に私を大切にして生きているのだろうか?」

人生はいろんなことで心癒される瞬間があると思います。
私たちは、昔ながらの上質な天然繊維を使って女性の身体に本当に優しいものだけを作ってお届けする。
それを身に着けた瞬間に幸福感に見舞われ、ああ、自分を大切にしよう、と思ってまた明日も生きていく。

そんな風に思えるウェアを作ることで何でも手に入る、でもしっかりしていないと押し流されてしまう現代に、私たちなりのアンチテーゼを仕掛けているのです。

とっても素敵ですので、ぜひ一度読んでいただけると幸いです。


ブランドディレクター”Y”
大学卒業後、インテリアブランドを立ち上げる。20年にわたるブランド構築経験を活かした後、ブランドコンサルティングを開始。DRESS HERSELFでは、自身の実体験や同世代の悩みをすくい上げ、女性の生き方をベースに、コンセプトからシーズン毎の企画、方向性などを牽引。世界中で暮らし、旅した経験があり、ロックで自由でパワフル。

OTHER JOURNAL 〉DRESS HERSELFが提案する美しく健康に生きる、暮らす

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