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VOL.78 / 2021.08.19

面倒くさいことをあえてやる健康法

ブランドディレクターの生き方指南書

最近大々的なリフォームをして、しばらく段ボール箱に埋もれて生活していたのですが、ようやく片付き、暮らしのあれこれを丁寧に見直しています。思いきって手放したものはたくさんあるのですが、どうしようもなく溜まっていた食器たちを一掃しました。

私は家にはテーマがある、と思って暮らしています。
そのテーマに沿って壁紙やカーテン、床などを揃えていて、それらが変わると置時計や鏡、食器もそのテーマに相応しいものでないと許せない性格。というわけで、食器類はサーモンピンクだった壁紙に合うようにベージュ系が多かったのですが、壁をブルーグレーの漆喰に取り換えたので、器もブルーやグレーに選手交代しました。(私的には密かにドレスハーセルフカラーと呼んでいます)

そんな中、我ながら秀逸と思えたのが豆皿の多数使い。今までは、お料理を作ったら大きな器に盛って、そこからお箸でとって食べるのが普通だったのですが、例えばたらことか、卵焼きとか、香の物なども一人分の豆皿に盛ってちまちまと食卓を揃えると、あら驚き。本当にカフェ飯のように可愛くなるんです!
「お皿をたくさん洗うのが面倒くさい」なんて思ってはいけません。一食勝負。この一食をいかに楽しく心豊かにいただくかという積み重ねが、あなた自身を芳醇な女性へと昇華させると思います。

この行いって、シルクやカシミアを身に着けることにも通ずる概念。天然繊維のものは乱暴に洗うことはあまり望ましくありません。夏は特に汗をかいたらそのままにしておくのはためらわれるので、すぐに洗いたくなりますよね。その度に手洗いするのはとっても面倒くさく感じます。(と言いつつ、実は洗濯機のドライマークで洗ってますけど…)良いものを愛おしみながら、長く大事に着続けようと思うその心の積み重ねが、あなたの人生をより豊かなものにしてくれるのは間違いありません。

イライラを取り除いたり、なんとなくの不調を忘れさせるという自律神経を整える方法で一番簡単なやり方は・・・「深呼吸をすること」だそうです。
忙しい、忙しいと言ってばかりいないで、ちょっと面倒くさいことをあえてやることで、日々全身の深呼吸をする習慣を身に付けたいものですね。


ブランドディレクター”Y”
大学卒業後、インテリアブランドを立ち上げる。20年にわたるブランド構築経験を活かした後、ブランドコンサルティングを開始。DRESS HERSELFでは、自身の実体験や同世代の悩みをすくい上げ、女性の生き方をベースに、コンセプトからシーズン毎の企画、方向性などを牽引。世界中で暮らし、旅した経験があり、ロックで自由でパワフル。

OTHER JOURNAL 〉DRESS HERSELFが提案する美しく健康に生きる、暮らす

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