大人が真似できる着こなしのヒントを三尋木さんにうかがいました / vol.01
雑誌でDRESS HERSELFの商品をご紹介いただいたことをきっかけに始まった、ファッションエディター三尋木奈保さんとのご縁。
三尋木さんは、日常的にナイトウェアなどをご愛用くださっており、これまでにもストーリーブックやシーズンカタログに寄稿いただくなど、深いお付き合いが続いてきました。
そして今回、スタッフ一同が「いつか直接ご一緒できたら」と願っていた企画がついに実現。
三尋木さんならではの、きれいめでありながらリラックス感も漂う冬のスタイリングアイデアを、ご自宅での時間から外出シーンまで4つのコーディネートでご紹介します。
PROFILE
三尋木奈保〈みひろぎ なほ〉
ファッションエディター。『Oggi』『Marisol』『eclat』など、雑誌・ウェブメディアで活動。
近年はアパレルブランドとの商品開発にも多く携わる。 自身のおしゃれルールを公開した著書『マイ ベーシック ノート』(小学館刊)は、シリーズ2冊累計18万部を超えるベストセラーに。
肩ひじ張らないけど、気分が上がるおうちスタイリング
まずご提案いただいたのは、おうち時間向けのスタイリング。
シルクモダール ドルマンスリーブカットソーとフレア ワイドパンツのセットアップに、カシミヤストールをプラスした上品なコーディネートです。チャコールグレーのセットアップに黄味がかったオークのストールを合わせた配色がとても印象的です。
三尋木さん:
「チャコールグレーにオークを組み合わせると、コントラストがあるけれど穏やかな印象で新鮮なカラーリングですよね。グレーやネイビーを基調にしたワントーンコーデも素敵ですが、オークを差し色にすることで新鮮さが際立ちます」
この柔らかな素材感と絶妙な配色が、三尋木さんらしい上品なリラックススタイルに。原稿を執筆されたり、読書をしたり、お家で過ごしているイメージが湧いてきます。
三尋木さん:
「近所を散歩したり、買い物をしたり、このまま出かけられるのも助かります」
ウォームシルクシリーズで叶える上質なリラックススタイル
次に三尋木さんに選んでいただいたのは、「ウォームシルクシリーズ」のセットアップ。ボトルネックプルオーバーとワイドパンツというスウェットスタイルも、三尋木さん風に着こなすと、どこか上品な香りが漂います。
三尋木さん:
「普段なら薄いグレーのスウェットは、“ザ・スウェット” という雰囲気でカジュアルに見え過ぎてしまうと思うのですが、このウォームシルクシリーズは素材感とシルエットがちゃんと計算されているので、『スウェット着てます!』とならないのが良いなと感じました」
三尋木さん:
「私はスウェットで外出できるカジュアル世代ではないし、カジュアル上手でもないので、いかにもスウェットライクな杢グレーは少し抵抗感があったのですが、このトップスは通常のネックにありがちな汗止めなどのリブがなく、モックネックで少し立ち上がっているんですよね。この綺麗な襟立ちが、大人が着るスウェットに相応しいなと思います」
スウェットにありがちなメンズライクな仕様はあえて採用していないんです。カジュアル過ぎないので、お仕事で着られるという方も多くいらっしゃいます。
三尋木さん:
「このフォルムなら外出でも抵抗感なく着られますよね。袖のふんわりしたギャザーも素敵ですし、裾をアウトにしても、腰でとまってフワッとなるシルエットが計算されているなと思いました。あとパンツのシルエットもすごく綺麗。あえて切りっぱなしにして、ステッチが入っていないので落ち感が出るようになっているんですよね。大人でもゴワつかず、流れるようなラインが出るので、普段でも着られます」
三尋木さんの冷え対策とお家での過ごし方は?
「お家で過ごす時間が長いと、一日の気分を左右する肌触りが何よりも大切」と三尋木さん。部屋で着る服について、大切にしていることはあるのでしょうか?
三尋木さん:
「肌触りの良さ、質感を重視していますね。家の中では天然素材が多いです。それこそ、DRESS HERSELFの服ばかり(笑)。原稿を書くために一日中こもることもあるので、ちょっとでも違和感があるとストレスになります。でも、DRESS HERSELFの服は動いたときのフィット感が良く、気持ちよさを感じられるので快適です。長時間着ることを考えた、素材選びや設計が素晴らしいですね」
三尋木さんは、化繊のインナーは肌に直接着ないようにしているのだとか。お客様からは、機能性インナーは最初は暖かく感じても、外気温の変化に対応できなくて、結局汗冷えしてしまうというお声もよくいただくんです。
三尋木さん:
「DRESS HERSELFの服は、シルクやカシミヤを使っているからあたたかいけれど熱がこもらず、湿度の出入りも自然。着ていて気持ちが良いし、蒸れて嫌な感じがしないんですよね。乾燥も感じませんし、身につけるようになってから、天然素材が持つ力を感じます」
DRESS HERSELFは「女性の冷えをなくす」という理念を掲げていますが、三尋木さんもなにか冷え対策をされていますか?
三尋木さん:
「家の中ではレッグウォーマーと五本指靴下を履いて、冬の仕事中はデスク下にパネルヒーターをつけています。上半身を厚着してしまうとのぼせてしまうので、足元を温めることはすごく意識していますね。あと湯船には一年中入るようにしています。冷えると頭も痛くなるし、気分も悪くなるし。一度冷えると一日戻らないんですよね」
三尋木さん:
「以前、半身浴を続けていたら体質が改善されて平熱が36.9度くらいまで上がったんです。前は冷え性だったのに、明らかに体質が変わったのを実感しました。湯船には30分ほど入って、酵素ドリンクを飲んで。体重も落ちましたし、今では手があたたかい!と驚かれるほどになりました」
免疫力はもちろん、基礎代謝が上がったという実感もあるとか。
続けていると確実に効果は出ます、という三尋木さんにスタッフからも「半身浴と酵素ドリンクやります!」という声が上がっていました。三尋木さんは、デリケートなお洋服のホームケアにもこだわっていらっしゃいます。
三尋木さん:
「ニットやシルクのアイテムを自宅で手洗いするのが好きなんです。肌に触れるものは基本的に全て手洗い。クリーニングに出すのはコートやボトムだけですね。石油系の洗浄剤を使うクリーニングには抵抗があって……。仕上がりのツヤも落ちる気がするし、何より愛着のある服は自分で丁寧にケアしたいんです。その過程自体が心を落ち着かせてくれる気がします。」
三尋木さんが以前、雑誌で「ニットは衣替えの際に、すべてスチームを当ててからしまう」と紹介されていたのを拝見して実践していますが、本当に気持ちが良いんですよね。
三尋木さん:
「スチームをかけるのは本当におすすめですね。少し浮かせて最大量のスチームを当てると、繊維の目が揃い、ふんわりとした質感に戻るんです。この工程を丁寧に行うだけで、見た目も着心地もぐっと良くなりますよ。洋服を大切にケアすることは、大人のおしゃれの本質に通じることだと思います」
「丁寧にケアをすることがおしゃれの本質」という言葉にスタッフ一同、感銘をうけました。
DRESS HERSELFの服も、シルクながら自宅でケアができるように少しずつ素材を進化させています。
2回目は、お出かけスタイリングと、三尋木さんがファッションエディターへ進んだ経緯をお届けいたします。
【三尋木さん着用アイテム】