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VOL.163 / 2025.07.15

世界の宝、ウズベキスタン

6月末から7月にかけて、念願だったウズベキスタンへ行ってきました。


私のモットーは「世界を見てから死ね」!
生き急ぐつもりはないけれど、そろそろ人生の後半。行けるうちに、まだ知らない場所へ足を運んでおきたい。そんな想いから、今回はまだ未踏だった中央アジアの国を選びました。

中央アジアの内陸国で、かつてシルクロードの要衝として栄えた歴史を持つ国。
東西の文化が交わる場所として、長く交易の中心地であり続けてきました。

「サマルカンド」と聞けば、あの幻想的な青い廟(びょう)を思い浮かべる方も多いかもしれません。イスラム建築とペルシャ文化が融合したその美しさは、まさに世界遺産レベルの“青の芸術”。

ちなみに「◯◯スタン」という国名は、「〜族の土地」という意味。
ウズベキスタンは「ウズベク族の土地」、カザフスタンは「カザフ族の土地」という具合です。私はもともとアジアやイスラム文化が大好き。そんな私にとって、ウズベキスタンはまさに宝箱のような場所でした。

ごはんがとにかく美味しい
想像以上に「日本人の舌に合う」のがウズベキスタンの料理。
ピラフ(プロフ)は国民食で、羊肉や人参、にんにくを使って大鍋で炊き込まれた香ばしい一皿。
でも意外と脂っこくなくて、どこで食べてもハズレなし!

餃子のような「マンティ」や、小籠包やワンタンに似た蒸し団子「チュチュヴァラ」、さらにうどんのような「ラグマン」など、どこか中国料理とも近い雰囲気もありつつ、スパイス使いはインド寄り。


また果物がとにかく甘い!ちょうど夏の果物シーズンで、スイカ、メロン、あんず、ぶどうが市場に溢れていて、その味の濃さと自然な甘さには本当に驚きました。

街が清潔で、人々の暮らしが丁寧
とにかく印象的だったのは「掃除好き」な国民性。
早朝には、女性たちが家の前や道端をせっせと掃いている光景をよく目にしました。これは「自分の家の前を清めることで社会全体をきれいに保つ」という伝統の一環なんだとか。
観光地の公衆トイレも信じられないほど清潔。古いホテルでも水回りだけはピカピカで、「日本人の感覚にぴったり」だと実感しました。

治安が抜群に良い
街で警察が銃を持っている姿をほとんど見かけませんし、バッグを何度か置き忘れたのに、一度も盗られることがありませんでした。市場でもしつこく話しかけられることもなく、物売りに囲まれるようなこともなし。女性ひとり旅でもとても快適です。

世界遺産レベルの建築と文化に圧倒
ブルーのモザイクが美しいマドラサ(神学校)、巨大なドーム型のバザール、繊細なタイル装飾。
サマルカンド、ブハラ、ヒヴァと巡るたびに、「ここは中世イスラム世界の中心だったのだ」と納得。

特に印象に残ったのは、15世紀の天文学者ウルグ・ベクが建てた天文台跡。その正確さとスケールに、「当時の科学技術が世界トップレベルだった」ことがよくわかります。

手仕事の宝庫
旅の楽しみといえば、お土産探し。ウズベキスタンはその期待を裏切りません。
イスラム文様が描かれた陶器や、伝統的な木工細工、シルク織物。とにかくどれも手が込んでいて、しかも安い。

鮮やかな色彩の刺繍布「スザニ」は、大きいものはテーブルクロスや壁掛けに、小さいものはクッションやバッグに。嫁入り道具として、1年かけて思いを込めて刺繍するそうです。
私はお茶碗のような小鉢を4つと、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、シルクのカーペットをお迎えしました。

・バスや電車が時間通りに来る!(これ、旅人には本当にありがたい)
・街の人が優しくて、でも適度に距離感がある(フレンドリーだけど干渉しない)
・物価が安く、ホテルも食事もお手頃で快適
・英語はあまり通じないけれど、スマイルと言葉のジェスチャーで大体通じる

日本からわずか7時間。安全・美味・美しい・手仕事も素晴らしい。
にもかかわらず、まだまだ知名度は低め…これは本当にもったいない!旅慣れた私が心からおすすめできる、安心して楽しめるエキゾチックな国です。

それでは、今回のドレスハーセルフのアイテムとともに、旅のコーディネートと風景をご紹介しますね。

シルクソフトリネンボレロカーディガン
旅先はいつも「暖かくて寺院がある場所」なので、基本はタンクトップ+羽織りもの。
肌を出さないのも大事なマナー。このカーディガンはシルエットが個性的で、本当に重宝しました。

カットソー/シルクモダール フレア
お腹まわりが気になる年齢ですが、この裾フレアTシャツは本当に救世主!スッキリ見える効果バツグンで、つい手に取ってしまいます。食べすぎてもお腹周りが気にならないのが嬉しい。

肌シルク Vネック
ブハラでは毎日37℃、湿度はわずか17%という乾燥地獄!
それでも日陰は涼しくて救われます。汗をかいても快適な肌側がシルク100%のカットソーは本当にありがたい一着。パンツとの丈感もちょうどよく、インしなくてもキマるのが◎。

シルクモダールパンツ
これがないと夏は始まりません!
特に飛行機での長時間移動では、絶対にコレ。この日も一日観光してから、夜の便でソウルへ。

シルクモダールテーパードパンツ
テーパードタイプも着回し力が高い!ふんわりしたトップスとのバランスも抜群だし、動きやすくて座るときもラクラク。ホテルでリラックスしたいときにも便利な一本です。


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