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スタッフの2025AW新作レビュー


9月末に発売した秋冬の新作もおかげ様で大変好評をいただいております。
そこで今回は、秋冬の最新作をスタッフが実際に試着し、それぞれの視点から語り合いました。コーディネートのバランス、着心地、デザインの背景。「欲しい」「使える」「着てみたくなる」リアルな声を、どうぞご覧ください。

ブランドマネージャー 坂上
ドレスハーセルフのマーケティング、広報を担当。POP UPなどで全国を飛び回る。冬はシルクカシミヤインナーをヘビロテ。

デザイナー 佐々木
ドレスハーセルフのデザイナー。25AWの新作やインナーなど、デザインの全てを担当。

PR 深澤
広報、PRを担当。お客様や取引先から話を聞くことが多く、普段のスタイルは少しだけフォーマル。

WEBデザイナー 倉波
ドレスハーセルフのWEB担当。圧倒的にパンツスタイルが多く、カジュアルなテイストを好む。

坂上:最近は季節の境目がどんどん曖昧になってきていますよね。
倉波:なにを着たらいいか分からない時期が長すぎる!
坂上:そんな時こそシルクやカシミヤといった天然繊維の出番なんです。
深澤:坂上さん、いつも「シルクは着るエアコン」って言ってますよね。
坂上:そうなんです(笑)。暑い時は涼しく、寒い時はあたたかく。しかも、こもった汗をちゃんと発散してくれる。こんなに万能な繊維って、シルク以外にないんですよ。
佐々木:だからこそ、今回の秋冬はドレスハーセルフらしく、シルクとカシミヤを使って夏から秋の端境期にも活躍するアイテムを作りたいと思ったんです。

坂上:そこでまず作ったのがこのシアーニット。シアーって「若い人のもの」って思われがちですが、実は大人の女性こそ重ね着に取り入れるとすごく素敵なんです。
佐々木:ただ、市場にあるシアーアイテムって、チクチクしたり着心地が良くなかったりするものも多いですよね。だからこそ「肌に触れたときの気持ちよさ」にこだわって天然繊維で作りました。重ねてももたつかず、インナーとしても快適に着られる素材に仕上げています。
深澤:カシミヤって、どうしても冬のイメージが強いけど…薄手タイプなら秋口から冬の長い期間、ずっと重宝しますよね。
坂上:展示会で先行してお披露目したときも、「肌触りが最高!」「他のシアーニットとは全然違う」と嬉しい声をたくさんいただきました。

深澤:ハイネックは、「首がチクチクしない!」「苦しくないのにあたたかい」とお客様にも好評でしたね。首元のゆとりがちょうど良くて、締めつけ感がないのにあたたかい。
倉波:サンプルを試着したとき、ふわっとろっとした感触に驚きました!シルクの滑らかさとカシミヤの柔らかさが絶妙で、ずっと触っていたくなる。
佐々木:ハイネックはAWの撮影でもかなり登場しました。一枚でもインナーでもバランスよく着られるよう、サイズ感に特にこだわっているので、今年はオールインワンやベストのインナーにこのハイネックを合わせるのがオススメです。あと、サテン素材のボトムと合わせて、素材感のコントラストを楽しむのも素敵かな~と。

深澤:私はハイネックニットのチャコールグレーを一枚で着てワイドパンツを合わせるハンサムなスタイルが気分かも。オフシロなら、ジャケットの中に着て袖口を少し見せるだけで、ぐっと上品な印象になりますよね。

倉波:袖をクシュクシュッと見せるスタイリングは可愛いからぜひやってほしい!シアーなのでインナーが気になるところですが…
佐々木:一枚で着るときは、ドレスハーセルフのタンクトップなどを合わせるのがオススメです。あとはチューブトップインナーも今年の気分ですかね。

深澤:カーディガンは羽織るだけで上品な雰囲気になるので、一枚あると本当に便利。「カシュクールとしても着られるのが素敵」と、着こなしの幅広さに驚かれるお客様が多かったです。実はドレスハーセルフスタッフはカシュクールカーディガンが大好きなんです(笑)

坂上:好きですよね~(笑)普通のカーディガンよりも華やかで女性らしくなるし、腰回りもカバーできるから私も大好きなんです。カーディガンはいつも素敵に着てくださるお客様が、展示会で即オーダーしてくださったのも印象的でした。出産を控えたスタイリストさんが、「これから大変になるから自分にご褒美を」と予約してくださって…その言葉がすごく心に残っています。
倉波:わかります。ご褒美にしたくなるほど着心地が最高なんですよね。薄手だから移動や旅行にも持っていきやすいし、かさばらない。私もデニムとかワイドパンツに合わせてみたい!重ね着要因としても出番が多くなりそう。

佐々木:カーディガンは、紐のフリンジにもこだわりました。個人的に紐のデザインって手を抜かれるとすごく悲しい(笑)結んだときも、結ばないときも適度に存在感がないと付ける意味がないかな~と思って。
深澤:佐々木さんはそういう些細なディテールにこだわるのがお好きですよね。だからこそ、シンプルなカットソーとかワンピースにさらっと羽織るだけでもオシャレに見えます。
坂上:私は今年、ノースリーブのリブニットとカーデを合わせた冬のオールホワイトコーデに挑戦してみたくて。シアー素材だから取り入れやすそうと目論んでます(笑)

坂上:お次はリブニット。ブランド初期から愛されてきたリブシリーズを、今の時代に合わせてアップデートしました。トレンドも大切ですが、長く愛用できる”定番ニット”として、シンプルで凛とした佇まいがあるといいなと思って。
佐々木:「今年着たら終わり」じゃなくて、毎年袖を通すのが楽しくなる定番を作りたかったんです。毎年、季節が来ると「あのニットが着られる!」とワクワクするような服。

深澤:私はこのVネックニットが大好きなんです。初期にもVネックリブニットがありましたけど、かなり愛用しました。デコルテが綺麗に見えるのに、胸元が気にならない絶妙な開き具合で。実際、展示会で試着したお客様にもとても喜んでいただけました。
坂上:お客様の中には、お医者さまだったり、講師をされていたり、『先生』と言われる立場の方も多く、人前に出る時に腕まわりがスッキリ見えるアイテムを望むお声が多かったんです。ドレスハーセルフのドルマンスリーブのデザインはとっても人気ですが、少しエフォートレスな雰囲気なこともあって…
佐々木:そんな方にリブはピッタリですよね。女性っぽくもあるし、キチンとして見えるし。

坂上:そうなんです。「見た目がコンパクトなのにラク」「ジャケットの中でもきれいに決まる」というお声がありました。リブニットファンの方々には「待ってました!」と言っていただけて嬉しかったですね。
深澤:セットで持っているとコーディネートに悩まなくていいから、カーディガンとノースリーブをアンサンブルで購入される方も多かったですね。

坂上:薄手のニットってとにかく使えますよね。シルクカシミヤだから素肌に着ても気持ち良いし、伸びやかでストレスがなくて。
倉波:ほんのり体に沿うから姿勢が自然としゃんとする感じ。けど不思議と体のラインを拾いすぎない。絶妙なバランスが好きです。
佐々木:ボディラインが露わになるのは大人としてちょっと恥ずかしいじゃないですか…ずっとお腹を引っ込めてなきゃいけないのも疲れますし(笑)今までのリブニットはリブ幅が少し広めだったので、そこも見直して細めのリブにしました。リブだけど無地ニットみたいな感覚で着られると嬉しいと思って。

深澤:Vネックニットの袖口が、手元を綺麗に見せてくれるデザインでお気に入りです。これは今までにないアップデートポイント。
坂上:そこ素敵ですよね!手元が良すぎて、ずっと眺めちゃう。
佐々木:袖だけリブにしないで、あえてカフスのようにしたんです。
倉波:リブニットは数年前はコンサバティブな印象のアイテムでしたけど、今はデニムやワイドパンツに合わせてカジュアルに着るのがトレンドですよね。着方の幅が広がったなぁと感じます。

深澤:カーディガンはプルオーバーで着たり、肩にかけたりといろいろと活用させたい!冬のワードローブは黒やグレー系になっちゃうので、オフシロが気分。ボタンが黒蝶貝だから、白だけど甘くならず、少しモード感もあって普段の自分のスタイリングにも馴染みそう。
坂上:ドレスハーセルフでは初の「ノースリーブニット」はどうでしょうか?お客様の声を聞いていると、体質的に暑がりだったり、ホルモンバランスの影響で火照ったりする方がいらっしゃって。そもそも日本の冬って、電車やお店だとエアコンが効いていて暑いじゃないですか。

深澤:私は暑がりなので、「待ってました!」と(笑)袖がもたつくのがストレスなので、ジャケットのインナーとしてピッタリ。

佐々木:ジャケットのインナーにノースリーブニットは意外と便利では?と思ったので嬉しいです。あと夏の終わりの蒸し暑い時期からも着られますし。シアーアイテムのインナーにもしてほしいです。
倉波:脇の開き具合が絶妙で、下着が見える心配がないのが嬉しい。ノースリーブは着るとヘルシーだし、思いきりが良くて本当に素敵だなぁと思いました。

坂上:ブランドスタートからとても人気だった冬のカシミヤ入りインナーをアップデートしました。「待ってました!」というお声が本当に多くて、「これなしでは冬を越せない」とまで言っていただけるほど。初めて試されたお客様も、インナー1枚でこんなに温かいなんて!と驚いていました。
佐々木:襟の開き具合が絶妙。以前のデザインも綺麗だったので、そこは絶対に崩したくなかったんです。今回お家で洗えるようになったのがアップデートポイント。かなり嬉しいです。

倉波:前のインナーは洗えなかったんでしたっけ?
坂上:やっぱりシルクカシミヤって素材が繊細だから、毛羽だったり形が変わったり、色々と難しかったんです。私は自己責任で洗ってましたけど(笑)でもやっぱりフワフワの風合いを保つのは難しくて。

深澤:ロングスリーブは、薄手のブラウスの下に着られるのが嬉しいんですよね。これ、ニット一枚分の効力がありますから。冬はニット+ボトムのワンツーコーデでマンネリ化しちゃうけど、このインナーを着るとオシャレの幅が広がると実感します。
佐々木:冬でもシャツを着たり薄手の重ね着をしたい時、このインナーは欠かせませんよね。襟ぐりも広くしてどんな服にも合わせやすくしました。とはいえ、見えても全然OKなデザインにしているのでご安心ください(笑)
坂上:新潟の冬はとにかく冷えるので、冬はヘビロテ。これを着るようになってから、めったにカイロを貼らなくなりました。
倉波:この着心地って独特ですよね。じんわりと芯からのぼってくるような温かさ。まるで陽だまり、という言葉がピッタリ。

佐々木:私は冬でも袖周りがもたつくのが嫌なので、タンクトップタイプを愛用してます。
深澤:タンクトップは寒いかな?と思いきや、背中からじんわり温めてくれるので今の時期は一枚で十分。私は重ね着で肩周りが凝りやすいので、タンクトップが嬉しいですね。
坂上:梅雨寒の季節まで着れちゃいますからね。服は夏モノでも、インナーであたためる着方もオススメです。シルクカシミヤは蒸れないので。


佐々木:タンクトップは、背中の開いたデザインのトップスのインナーとして、あえて見せる着こなしも素敵だと思います。チャコールグレーは、シアーカーディガンと色を合わせたので、統一感のあるレイヤードスタイルが楽しめますよ。
坂上:今回のアイテムは、どれもシルクカシミヤ素材なので、組み合わせて着るのもすごくおすすめです。それぞれは薄手なんですけど、重ねると本当にあたたかくて。
ただ、シルクカシミヤは柔らかさが魅力の素材なので、カシミヤの毛羽がほかの服に少し付くことがあります。着る前に軽くブラッシングしたり、衣類用のテープで毛羽を整えておくと安心ですので覚えておいていただけると嬉しいです。