大切に着たい一枚、大人の肌を労るシルク100%カットソー。
季節と季節の端境期。
厚着から薄着に装いも変化していく中、なにを着たら良いのか分からなくなりますよね。
くわえてこの時期は、乾燥に寒暖差、花粉に季節性敏感肌など、お肌に何かとトラブルが出やすくなります。
そうなると気になるのが、お肌に直接触れる素材のこと。
素材によって、お肌に摩擦が起きていないか、水分が奪われていないか、縫い目や首元に刺激がないか…心配すれば枚挙にいとまがありません。
そこで思いきって今年は、肌に余計なストレスが一切かからないアイテムを選ぶというのはいかがでしょうか?
ドレスハーセルフが自信を持ってオススメするのは、着ていることを忘れさせてくれるシルク100%のカットソー。
サラッと着て上品に映えるのはもちろん、いろいろなアイテムの重ね着要員としても頼れるユーズフルなカットソーです。
シルクで作ることによって、柔らかく抜群の肌心地
シルクは電子顕微鏡で見ても極めてキメ細かく、繊維の節(フシ)などがないので、肌に刺さることなく、敏感肌の方でも安心して着ていただけます。くわえて、シルクは「呼吸する天然繊維」なので、ムレた汗も即・発散。
綿や化繊のインナーのように、汗をかいたら生地が濡れて冷たいということもなく、サラッとしていて、常に快適な湿度と温度に保ってくれます。
シルクには18種類のアミノ酸が含まれていて、ヒトの皮膚の天然保湿因子に近いため、肌に優しく馴染み、「あ、肌の水分が足りないな」という時には肌を潤いで満たしてくれるのも嬉しいですよね。
特徴的なのがメランジ生地。メランジとは、2色以上の霜降り糸や杢糸を使った、杢調の生地のこと。
△左から、チャコールグレー、ライトグレー
チャコールグレーとライトグレーの2色展開ですが、どちらもこのメランジ(杢調)に仕上げているので、奥行きのある柔らかい色目がとても印象的です。表面をよく見ていただくと、何色とも言えないカラーがミックスされ、とても繊細で絶妙で深みのある表情。チャコールグレーは2色の色を、そして杢グレーは、4色もの色を混ぜて作っています。
このシルク100%の素材、ブランド立ち上がり当初から定評があって人気の生地です。滑らかな質感が作り出すドレープが美しく、カジュアルになりすぎないのもポイント。一見コットンのようにも見えるのですが、100%シルクなので、ギラギラではない微光沢があります。
これはシルクの表面にある、大小さまざまな三角の断面によるプリズム効果によるもの。シルクは2種類のアミノ酸による複雑な構造を持っているので、表面での反射と内部での反射が干渉して、言葉では言い表せない気品のある光沢が生まれます。この上品さはシルク100%ならでは。コットンとは一線を画す、複雑なカラーに仕上げた大人のためのカットソーです。
一枚でさらっと決まる、スッキリ縦長シルエット
憧れるのは、シンプルなカットソーをサラッと着こなしてどこかカッコ良く着地するスタイル。
△肩のラインを落としたドロップショルダーがリラックスした印象
だからこそ、身体のラインを拾い過ぎないよう、適度にゆとりをもたせつつ、スッキリと縦長に見えるシルエットに仕上げました。一枚で着てもカッコ良いので、大振りのアクセサリーや光沢のあるパンツを合わせれば女っぽ度高い着こなしになります。
ネックラインは開き過ぎず、詰まりすぎていない、ちょうど良いクルーネック。一枚で着て首元をきれいに見せてくれるのはもちろん、ネックレスやスカーフをしても収まりの良いバランスです。
腕周りは少しだけドルマンシルエットで余裕のあるサイズ感。腕は細身にして、ボディとのメリハリバランスをつけました。
このカットソーの一番のポイントが、前後差のあるシャツテールデザイン。お尻が隠れる長めの丈は、パンツインはもちろん、前だけ軽くタックインしてもOK。サイドにスリットが入ったラウンド形なので、ヌケ感がプラスされ重たく見えません。
△身丈は前が73cmで、後ろ78cm
158cmの方が着るとこんな感じの丈感です。お尻までしっかり隠れる長さが嬉しいですよね。
この着丈はどのボトムにも合わせやすい便利な長さ。トレンドのカラーボトムも上手に引き立てます。シルクの上質感と裾のディテールのおかげで、難しいデザインのボトムでも、大人の余裕を感じさせる自然なコーデに仕上がります。
お客様がしていた着こなしで参考になったのが、「ナイトウェア/シルクモダールパンツ」のチャコールグレー同士でセットアップにすること。
厳密に言うと違う生地ですので色味は微妙に違うのですが、実際に着てみるととても素敵でした。上質なルームウェアやワンマイルウェアとして。差し色や防寒対策で「ロングカーディガン/シルク」を合わせるのもオススメです。
どんどん希少に、高価になっていくシルク
こんな万能なシルクですが、その工程の複雑さと近代化により、日本国内の生産はとても少なくなってしまいました。最近では、大昔から生産国として代表的だった中国が主流になっていますが、中国国内でも養蚕家が急激に数を減らしています。近年のシルクの高騰はこれが原因。
△将来的に、シルクはもっと高価になる可能性が
だからこそ今、できるだけ手に入りやすい価格でシルクを試していただきたいと、プライス設定にもこだわりました。毎日素肌に身につけるもので、10年、20年後の肌が変わることを考えれば、ここに投資するのも一つの選択だと思います。
サッと着るだけで、シンプルだけど上品に見えるカットソーは貴重です。しかもそれがシルク100%なんて特別感もありますよね。季節の変わり目に一枚あると、頼れるワードローブになりそうです。