7 OUTFITS MIX

デザイナーの春夏着回しコーディネート

春から夏へ、季節をまたぐ3つのアイテムで、7つのスタイルをデザイナー自身が提案します。
きちんと見えて、でも肩の力は抜けている。大人のための、自由な着こなしを日々のスタイリングのヒントにしてください。

最初にご紹介したいのは、4月に発売されたコットンシルクのドルマンシャツ。
コットン70％・シルク30％の軽やかな素材で、たっぷりとしたビッグシルエットながらも、シアー感たっぷりで軽やかに着こなせる一枚です。
ただ羽織るだけでサマになる、大人のためのシアーシャツ。ボタンを全部留めてきれいめに、前を結んで抜け感をプラス、さらっと羽織ってリラックス。シャツスタイルが得意な私だからこそ提案できる、幅広い着こなしをお楽しみください。

ドルマンシャツを着回しコーデ〈1〉

シャツの前ボタンを留めて、細身のパンツと合わせたきれいめなスタイル。
たっぷりとしたドルマンシルエットにスリムなボトムを合わせる、王道のバランスですが、このシャツなら素材感とシルエットに表情があるので、単調にならず今っぽくまとまります。

前にスリットの入ったパンツで軽さと動きを出し、足の甲まで見せることで、さりげなく脚長効果も。
アクセサリーはあえて控えめにして、柄のストールで視線を引き寄せるアクセントを添えました。
オフィスにもお出かけにも使える、大人のきちんと感と抜け感を両立させたスタイリングです。

ドルマンシャツを着回しコーデ〈2〉

ゆるめのカーゴパンツに、シャツの前裾をキュッと結んだカジュアルスタイル。脇に入ったスリットのおかげで、こうしたアレンジも自然に決まります。

前を結ぶことでウエストまわりにメリハリが生まれ、後ろにふんわりと丸みが出るので、横顔やバックスタイルもほんのり可愛らしい印象に。
足元はブラックのサンダル、バッグも黒のカゴ素材で揃え、カジュアルの中にも引き締まった雰囲気を。リラックス感がありながらも、ラフになりすぎない、大人の休日にちょうどいいバランスのコーディネートです。

ドルマンシャツを着回しコーデ〈3〉

ノースリーブのセットアップに、シャツをさっと羽織って。
シアー感のあるチャコールグレーのシャツは、涼しげな印象で夏の羽織りにもぴったりです。丈感にもこだわって仕上げているので、長すぎず短すぎず、どんなスタイルにもバランスよくなじみます。

足元には茶系のサンダルを合わせて、ほどよい抜け感をプラス。
肌の露出も控えめなので、大人でも安心して取り入れられるスタイリング。この装いなら、オシャレな友人とのランチにもぴったりです。

ドルマンシャツ/コットンシルク 21,450円

ほんのり透ける編み地と、大胆なシルエットが特徴のシアーニット。
シアーニットと名付けていますが、肌が透けすぎない絶妙なバランスで、編み模様が生み出す自然な立体感が魅力です。サラッと肌に張り付かないシルクとコットンで蒸し暑い季節でも快適。カジュアルとキレイめスタイルの対比をお楽しみください！

シアーニットを着回しコーデ〈1〉

デニムに合わせて、ほどよく力の抜けたカジュアルスタイルに。
ニットはシアーと名付けているだけあって透け感が絶妙。裾にリブが入っているので、タックインしてももたつかず、すっきりと着こなせます。

開きすぎないネックラインや、腕周りを包み込むようなドルマンスリーブが、カジュアルな中にもやわらかな女性らしさを添えてくれます。
小物はバッグやシューズをレザー素材でまとめて、コーデ全体にきちんと感をプラス。気負わないのにきちんと見える、大人のデイリースタイルです。

シアーニットを着回しコーデ〈2〉

黒のテーパードパンツを合わせた、シンプルで洗練されたワンツーコーデ。
ベーシックな組み合わせですが、編地の立体感やゆるやかなシルエットが効いていて、考えられたスタイリング、という印象に仕上がります。

柄ものはあまり着ないという方にもおすすめで、編みの表情がアクセントになり、装いにさりげないニュアンスを添えてくれます。
結局のところ、忙しい朝に手が伸びるのは、こういう頼れる一着。オンオフ問わず活躍する万能ニットです。

シアーニット/シルクコットン 17,600円

DRESS HERSELFの技術力を集めたホールガーメントニット。
シルク100%で、縫い目や継ぎ目がないニットはすごく難しいのですが、高い技術力を持つ国内工場で特別に作っていただきました！
ニットという名前ですが、透けるほど薄く、カットソー感覚で着られる優れもの。私は冬はニットのインナーとして、この時期は一枚で着回し。まるで自分の肌の一部かと思うほどの気持ちよさ、ぜひ素肌で体感してみてください。