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スタッフによるインナー座談会

女性にとって、夏のインナー問題は重要です。涼しく、軽く、肌に刺激がないもの、身体がラクなものを選びたいのはみんなが願うこと。
じゃあ実際ドレスハーセルフのインナーはどうなの?シルクは他の素材とどう違うの?
普段はなかなか話す機会のないインナーについて、スタッフによる座談会を開きました。

坂上:マーケティング、広報を担当。POP UPなどでお客様と会う機会が多い。
入倉:商品企画、生産を担当。商品やシルクに対する知識量は膨大。
田中:ブランドディレクター。60代に差し掛かり、肌の悩みも増えてきた。
深澤:広報、PRを担当。お客様や取引先から話を聞くことが多い。
佐々木:デザイナー。インナーのデザインを全て担当。

坂上:今年の春から、シルク100%インナーをリニューアルして新発売しました。スタッフの皆さんも商品を愛用していますが、あらためてドレスハーセルフの中で好きなインナーってありますか?

田中:私は断然ブラトップ!夏はブラジャーとインナーを重ね着するのが面倒で。私の年齢になると、もう胸を「寄せて・あげる」必要はないんですよね。若いときはもっとヨコシマな考えで、綺麗に見える下着を選んでいたけど。今はブラトップ以外は着ないですね。

坂上:実は田中さんと同年代で、ブラトップを愛用される方って珍しいんです。ブラトップを着る年代は、私の感覚的に50代くらいまでの印象です。

田中:本当に?楽だし、重ね着しなくていいし合理的ですよ。皆さん、絶対着たほうがいいです!

坂上:そうですね(笑)ブラトップだと心許なくて、しっかりホールドさせたいというお声もあります。ポップアップストアでも「ブラトップは着たことないんだけど、どんな感じ?」という方が意外と多い。

入倉:社内でもドレスハーセルフのブラトップは人気ですよ。寝るときにブラトップを着けたら「こんなにラクなことない!」と実感して追加で購入した社員もいます。シルクはね、着けてみると良さがわかるんですよね。

ドレスハーセルフのインナー商品一覧

坂上:お客様もリピーター様が多いですね。ポップアップストアでご購入くださったお客様が、あまりにも良くて、後日「もう一枚買いに来ました!」というパターンも。

入倉:前回のバージョンでファンになった方が、今回のリニューアル版も買ってくださっている印象で本当に嬉しいですね。リピーター様が特に多い商品だと思います。

深澤:私は最近、汗かぶれが気になって。下着の締め付けも、今まで大丈夫だったのに最近気になるようになってきました。いくらデザインが良くても、キメ細やかに作られているインナーじゃないと、すぐに気になってしまう。ちゃんと考えて作られているものって、身体が分かりますよね。その点、やっぱりドレスハーセルフはすごいと感じました。

坂上:一回シルクのインナーを着ると、他の化繊インナーを着ると不快感を感じますね。だから夏は本当にシルクがオススメ。シルクを着ると、涼しさ、快適さが違うと実感します。

田中:他のブランドのブラトップを着た時、すごくかゆかった。脇のところが痛いし固い。若い時は無理して着ていたけど、今はもう着られないですね。

入倉:数年前まで、シルクインナーって世の中にあまりなかったから。インナーブランドでも化繊素材を使った下着が多かったんです。

深澤:肌が弱くなって、コットンがダメになったという方もいます。そんなときにドレスハーセルフを着て助かったというお声を頂戴しました。他のブランドのシルクインナーも買ってみたけど、やっぱりドレスハーセルフに戻って来たと。

入倉:痒くなる原因は色々とあるのですが、分かりやすいところで言うと、縫い目や縫い代の重なりが原因ということが多いですね。実はシルクのランクってそんなに関係なくて、安い肌着だと縫い代を「一回縫って終わり」という製品が多い。でも二回縫うことで丈夫になったり、縫い目が肌に当たらない縫製をすることができるんです。
ただそうすると、一枚作るのに一回縫いだと20分で済むところが、40分かかったりする。実はそれで値段が全然変わるんです。ドレスハーセルフは、縫い代をウーリー糸という柔らかい糸で作っているし、もちろん手間をかけて縫製しているから気持ち良いのだと思います。

深澤:「シルク100%」だけじゃダメなんですね。縫製技術も肌触りに関係するなんて知りませんでした。

坂上:あと見ていただきたいのは生地組成。他のブランドでも「シルク入り」と書いているのに、よく見ると「5%しか入っていない!」と驚くことが多い(笑)

入倉:5%だとシルクの効能は何も感じられないと思います。手触りもツヤ感もないですから。

坂上:ドレスハーセルフはその点、安心のシルク100%なので。やっぱり素肌をシルクで包まれる安心感は他の繊維にはない贅沢さがありますよね。

坂上:デザイナーの佐々木さんは、デザイン面で意識しているところってあります?

佐々木:天然素材の服って、色やデザインがほっこりしていると言われがちです。だから「ほっこり感」は絶対に出したくないという思いがあります。私の理想は「いいな」と思って手に取ったらシルクだったという。

入倉:シルクが先に来るんじゃなくてね。

坂上:お陰様で、ポップアップストアでは色とデザインが気になって「あ、シルクだったの?」と気づくお客様が多くて嬉しいですね。

佐々木:今回のインナーも、王道のデザインなんですが、胸元やシルエットは女性らしくしたいという思いがありました。

坂上:最初に着た時に感動しました。デザインが上品だから、お客様にもよく褒められます。ギフトにも良いと言っていただけますね。
あとお客様から、「キャミソールを買いたいけど肩紐が細いから、ブラ紐が見えてしまう。キャミソールを着るときの下着はどうすればいいですか?」と聞かれます。実は私、そこはあまり気にならなくて。キャミソールとブラジャーの色を同系色にしちゃう。同じ色にするとあまり気にならなくなります。皆さんはどうされていますか?

佐々木:実は私もキャミソールをどう着たらいいかわからなくて。タンクトップ派です。

深澤:先日、インテリアスタイリストの大谷さんにインタビューしたところ、「シアーシャツのインナーはキャミソールのほうがシルエットが女性らしくなる」とおっしゃっていました。

佐々木:なるほど!それは同感です。私、シアーシャツのインナーにはブラトップをよく着ます。

深澤:ブラトップは、肩紐が2本にならないのが助かりますよね。見えても大丈夫なのが嬉しい。

坂上:ブラジャーの紐が見えるのが気になる方は、タンクトップもオススメですね。あとペチコートはどうですか?

佐々木:今年、急に必要性を感じました!すごく暑いので、最近は何を着ても下半身に汗をかく。個人的にはリニューアルして上下の色が揃ったのが嬉しいです。トップスとボトムが揃っているとテンションが上がります。

田中ロングペチコート愛用していますが、すごく良いです。膝が冷えるんですけど、膝周りが冷えるとセルライトが溜まりやすくなるんです。ロングだとその辺りが温められてすごく助かりますね。ロングばかり履いています。

坂上:ロングスカートやワンピースだと膝回りが心許ないと、ご愛用いただいています。あと、シルクサテンワイドパンツを持っている方が、シルクサテンはしょっちゅう洗いたくないから、ペチコートが良いと言っていました。

入倉:ペチコートは汗や皮脂汚れから洋服を守ってくれる効果もあるんですよね。洋服だと洗うのを躊躇しますけど、肌着だと毎日手軽に洗えますから。

深澤:クリーニング屋さんに聞いたことあるんですが、汗くらいなら水洗いでもいいらしいです。

入倉:シャンプーでもいいですよ。皮脂はタンパク質だから中性洗剤でも落ちます。泥が付いているわけでもないから、薄めた洗剤で全然大丈夫。

坂上:私は家でショート丈ペチコートキャミソールで過ごしています。本当に快適なのでそのまま寝ちゃったり。生地がしっかりしているので部屋着にもできるんです。今回、リニューアルで身幅を広くしたので着ていて楽ですね。

佐々木:生地が薄いので夏にピッタリですよね。複数買いされるお客様もいらっしゃいますか?

坂上:3枚買いの方とか全然います。オンラインで一回買って、ポップアップで追加購入されるパターンも。

入倉:ロングペチコートは冬はニットパンツの下にもはけますよね。レギンスだと静電気でくっ付くことがありますが、ペチコートは滑るから張り付かない。冬に履く印象はないけど、全然履いていいんです。

坂上:白Tシャツを着るときのインナーはどうしてますか?

深澤:私はシナモン一択ですね。全然響かない。

坂上:そうなんです。不思議なんですけれど、白の時はシナモンが一番響かないんです。

佐々木:私も色が薄いワンピースの時はシナモンです。

坂上:意外にベージュって下着の線が見えるんです。肌着感が出ますし。シナモンは一番馴染みますね。カラーも落ち着いて上品ですし。

田中:確かにベージュって案外見えますよね。でもドレスハーセルフの中で一番目立たないのはライトグレーかと思った。

入倉:日本人の肌色だと、濃いブラウンが一番透けないんです。

田中:ドレスハーセルフのシナモンは日本のブランドであまり見ないカラーで素敵よね。

坂上:ブラトップはライトグレー、タンクトップはシナモンが人気ですね。ロングペチコートはチャコールがダントツで、ショートはシナモンが人気です。でもどの色も人気なので、色違いで揃える方も多いです。

深澤:他のブランドで言うと胸元デザインが綺麗なインナーを選ぶことが多いかも。胸元を薄く見せたいときはよく着ていますね。ただ長時間つけていると疲れますね。引っ張られている感じ。

佐々木:見せるインナーとして、アシンメトリーなデザインとか可愛いですよね。

坂上:私は冬は他ブランドのコットン長袖インナーをヘビロテしてます。ここぞというときは、ドレスハーセルフのシルクインナーを着ていますが、コットンは洗いやすくて手軽なのが良いんですよね。化繊インナーは着たくないけど、コットンならいいかと。

深澤:ダメになってもすぐに買い替えられる安心感もありますよね。

坂上:でも旅行にいくとき、温泉の脱衣場とかで見られることを考えるとやっぱり絶対シルク。

田中:旅行カバンに入れるときのテンションも上がりますよね。そういう些細なことって大切。

深澤:たまにバンブー(竹)のインナーも着ます。

入倉:バンブーも一時流行りましたね。バンブーはレーヨンと同じ植物原料の繊維。接触冷感で夏には良いんですよね。防臭効果もありますし。

深澤:風邪を引いたときはシルクインナーに助けられます。風邪を引いたときって、熱のせいで暑かったり寒かったりするけど、シルクインナーは自然に調整してくれるから身体が楽になる感覚があります。

坂上:私も病気がちになると、本能的に守ろうとするのか、全身をシルクで包みたくなります。

佐々木:高熱が出て足元が寒いときはアンクルウォーマーが本当に便利です。

坂上:病気をするとシルクの力を借りたくなるみたいで、大病をされた方が化繊素材の下着を全部捨てたというお声もありました。

深澤カシミヤ100%ストールも、入院が長い方に喜ばれています。ベッドの上で巻いたり手に持ったり、癒し効果もあると。

田中:入院されている方のお見舞いとかにもいいですよね。

坂上ピローカバーも人気です。殺風景な病室に映えるので癒されるみたいで。シルクモダールとかシルクサテンを病院着にしたりしてもいいと思います。

深澤:インナーに関するお悩み系、女子トークはつきないですよね。普段、インナーについてあまり話すことってないから。他の人がなにを着て、どんな思いを持っているか、参考になりました。

坂上:またやりましょう。今度は秋冬バージョンも。