BRAND SITE

暮らしのヒントを大谷優依さんにうかがいました / vol.02

着るものだけではなく、暮らしにも心地良さをご提案していきたい。
私たちDRESS HERSELFが考える暮らしは、自分や家族に無理なく、自然体だけれど工夫が凝らされた居心地の良い空間。
そんな心地良さのヒントを伺うべく、インテリアスタイリストの大谷優依さんのご自宅を訪問し、たっぷりお話をうかがいました。

PROFILE
エディトリアルデザイナーを経て、24歳のときにインテリアスタイリストとして独立。女性誌やライフスタイル誌、広告を中心に、雑貨やインテリアのスタイリング、空間演出なども手がけている。大谷さんの日々の暮らしを綴ったInstagramも人気。
HP / INSTAGRAM

vol.01 はこちら

お茶が好きで、毎朝選んでいます

大谷さん:
「梅雨は身体が冷えやすいのでチャイを日常的に飲むことが多いですね。スパイスが最初から入ってる茶葉のタイプで、お湯を注ぐだけという簡単なもの。暑がりなんですが熱がこもりやすいので身体が求めているんでしょうね。スパイスで体を除湿しているんだと思います」

インドなどの暑い国の人々は、スパイスでデトックスすると聞きます。

大谷さん:
「暑い国の飲み物を参考に、沖縄の月桃茶などは夏になるとよく飲みます。少しクセがあるので、台湾烏龍茶と混ぜたりして。スパイス料理は子どもがいると食卓には出しにくいのですが、お茶なら手軽に身体の水捌けが出来ると思います」

気候やその日の気分で身体は繊細に変化しているのだと、大谷さんの言葉で気付かされます。日々、身体の小さな声を聞いて、自身でチューニングするのはとても大切ですね。大谷さんは香りにも気を使っています。

空間や時間で香りを変えて

大谷さん:
「好きなのは森林系です。木曽(長野県)の木材屋さんが作ったスプレーを愛用しています。朝の霧がかかってる時の山のイメージ。ベッドルームで使うことが多いのですが、ヒノキ系は誰もイヤじゃないので、車の中や人が来る時にもシュッと。スリッパの上からも吹きかけますね」

香りでおもてなしする素敵なアイディアはすぐにでも真似できます。ほかに、仕事の際は精神集中ができるお香を使っているそう。

大谷さん:
「お香は火を使うので、 自分の仕事場だけにしていて。ベッドルームやリビングは火を使わない、スプレーやオイルにしています。香りで眠りの準備ができてリラックスしますね」

空間や時間帯で香りを変えるのは参考になります。ほかに、ベッドルームで工夫していることはあるのでしょうか。

生活感が出ないスタイリングのアイディア

大谷さん:
「シルクのピローカバーは、枕にセットするという行為が特別感があっていいですよね。寝る前ってバタバタしがちですが、環境を整えてから寝ると気分が落ち着く気がします」

ベッドルームはどうしても生活感が出てしまいがちですが、大谷家のベッドルームはオフホワイトとピンクのベッドリネンで統一されていて、まるで雑誌の1ページのように素敵です。

大谷さん:
「ベッドって、いつもぐしゃぐしゃだし生活感がすごいじゃないですか。だけど、カラーが入ることによってインテリアっぽくなるというか。真っ白にしちゃうとちょっと生活感が出ると思うのでカラーを入れるようにしています。カラーは2色入れるのがコツです。シーツと大きい枕などにベースカラー、デュベカバー(1番上の布団カバー)と小さいものでアクセントカラーを。ブランケットなどは同じカラートーンにして。適当に枕とかポンポンって置いていてもかわいい印象になります。ごまかしも含めたカラーリングにしています(笑い)」

薄い色は面積が大きいモノ、濃い色は小さいモノ。アクセントを入れるなら柄やもう1色。グラデーションでスタイリングする手法はすぐに取り入れたい。ただ、ベッドリネンはかさばって収納が難しいのがネックです。

大谷さん:
「ベッドリネンって畳んだ状態でも場所をとるので、収納のことを考えると、我が家は使いきりで変えています。なので1セットしか持っていません。使いきって替え時になったら、もうまるごと変えるみたいな」

確かに、前に使っていたベッドリネンって、再び使うことはそうそうないもの。お洗濯はどうしているのでしょうか。

大谷さん:
「洗濯は極力1日で終わらせています。朝かけて最後までやりきっちゃう。あとは片側ずつかけるとか。ベッドと同じサイズのタオルケットを3枚持っているんですが、シーツがない時はそれをシーツ代わりにするとか。なんなら夏はそれを布団代わりにするとか、補助しながらやっています」

癒されるものを身の回りに

大谷さんには今回、ドレスハーセルフのアイテムも着ていただきました。大谷さんが着ると、ご本人の印象通りに柔らかでかわいい雰囲気になって、とても新鮮でした。

大谷さん:
「自分の背格好は自分で理解しているので、そういうのを全部考えると、自然とワンピースが多くなりますね。ドレスハーセルフのデザインは主張せずシンプルなんですけど、着る人に馴染むような雰囲気があると思います」

よく着る素材などはあるのでしょうか。

大谷さん:
「素材はリネン、コットンなどの天然素材が多いですね。暑がりなので薄手が多いです。あと夏でも腕を出すのに抵抗があるので、羽織などは夏ギリギリまで羽織っています」

暑がりというお話ですが、シルクは涼しく感じるという大谷さん。

大谷さん:
「やっぱりシルクが少しでも入ってる方が心地良いと感じますね。インナーは見えないんですけど、そればっかり。毎日がご機嫌で優しい気持ちで過ごしたいので、自然に手に取っちゃいますね」

シルクは体に溜まった熱を逃がしてくれます。「着るエアコン」とも言われるのはシルクだけなんです。汗冷えや汗かぶれもないので、夏のシルクは本当に機嫌良く過ごせます。今回、インナーを全てゆったりめにリニューアルしたので、さらに風通しが良くなりました。

大谷さん:
「透ける素材のトップスのインナーにキャミソールを着ると繊細なラインで綺麗だなと思いました。普段のワードローブと組み合わせるとチャコールグレーが素敵ですね」

お仕事も忙しく、お子さんもいらっしゃると、毎日がすごくバタバタではないでしょうか。

大谷さん:
「そうですね、なので極力癒されるものを身の回りに置くようにしています。持っているものも服も、自分を癒すために白系が多いですね。ニュートラルとはまた違うんですが、 癒されたいという気持ちがありますね。ただ真っ白にしちゃうと、ちょっと安っぽくなっちゃうので、質感はシビアに見るようにしています。薄い色って安く見えがちなので、素材はいいものを」

素材をシビアに見ているというお言葉にドキッとしましたが、そんな大谷さんにお選びいただいているのは私たちも自信に繋がります。
大谷さんには最後、ドレスハーセルフに期待することをうかがいました。

大谷さん:
「ベッドリネンやブランケットなど、インテリアアイテムがあると嬉しいですね。シルクは「着る美容」とみんな知っているのですが、1番体に触れる面積が大きいのはベッドなので、ベッドリネンでシルクはないですかと、仕事でもよく聞かれます。夏用のシーツなどで少しリネンが入ってシャリっと感があってもいいですね」

私たちも、洋服だけでなく、女性のライフスタイルを広く支えるブランドでありたいという想いがあります。

大谷さん:
「洋服ブランドのファブリックは素材や絵柄にこだわっていて、良いなあと思うことが多くて。これがインテリアのファブリックだったらとよく思います。薄手のニットっぽいブランケットなどあるとソファにポンと置いても素敵に見えます。あとスリッパもシルクだったら気持ちが良いですよね」

確かにスリッパは素足で履くことが多いので、シルクだったら気持ちがいい。汗も吸ってくれるし、匂いもこもらず、ずっとサラサラしているのは魅力的です。ぜひ、私たちも検討してみたいと思います。