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ブランドディレクターが着こなす、大人の秋冬ファッション。

ドレスハーセルフのアイテムを中心に、エイジレスにお楽しみいただけるスタイリングをご紹介します。
毎回ご好評をいただいている、50代以上の方に向けたドレスハーセルフスタイル。
今回もブランドディレクター”Y”(身長157cm)が自身のライフスタイルに沿ったコーディネートを組んでみました。大人ならではの秋冬スタイルの参考にしてください。

夏、だあーい好き!
暑さにはめっぽう強い私でも、最近では5月から10月まで夏が続くような気がします。そうなると、どんなに暑さに強くても「おしゃれに変化をつけたい」という気分がムクムクと湧いてくるものですね。

そんな時、まず手に取るのは袖なしのシルクカシミヤのインナーニット。こうやって見せるコーデが私のイチオシ!
その上にカシュクールにもなるシアーカーデをふわりと羽織って初秋の風景を先取りします。新作のこのカーデ、本っ当に軽くて暖かい。重い服を着て夕方には疲れてしまうマダム達に「ぜひ着てみて!」と声を大にしておすすめします(笑)

このシルクカシミヤのタンクトップインナーは、ブラの上に一枚で着ても極上の肌ざわり。
まだ暖かさが残る秋の日中でも、快適に過ごせます。陽が落ちたら、上着を羽織って黄昏の涼しさを楽しむ。この季節ならではの醍醐味です。

同じ季節感でもうひとパターン。秋でも素敵なシルクカシミヤの白の袖なしニットを、大好きなブラックデニムとローファーに合わせて。
肌って、隠せば隠すほど若々しさから遠のく気がしませんか?

だから私は還暦を過ぎた今も、首も二の腕も、なるべく見せるようにしています。その方が断然ヘルシーで思いきりが良い!
そのためにお手入れも欠かせませんし、「見せる」と意識することで自分自身が輝いていけるのだと思います。

首元にパールを大胆にグルグル巻いて、品の良いゴージャスと白のレフ板効果を味方につけて。アクセサリーはゴールドが白に映えるのでイチオシです。
肌寒く感じたら、同じくシルクカシミヤのシアーカーデを重ねてスポーティーエレガンスを意識しましょう。

さて、ここからは少し趣きを変えて、珍しくブラックコーデの登場です。ニットもパンツも黒で統一して、シックにまとめました。

その上にシルクカシミヤボレロを重ね、シルバーのコンチョベルトとネックレスで抜け感を。ゴールドだと強すぎるので、今回はシルバーアクセでまとめました。
仕上げにヒョウ柄バッグを合わせて、黒の強さを遊び心で和らげます。

実は、黒ってとても難しい色。個性が強く、どう制御するかが問われます。
だからこれまで、ドレスハーセルフのコレクションには黒をあまり入れてこなかったのです。50歳になった頃、それまで大好きだった黒が「なんだか似合わない」と感じ、ワードローブから締め出した時期もありました。黒の迫力をコントロールしきれなかったのですね。

でも今は、髪を明るく染めたり、胸元に大ぶりのアクセサリーを添えたり、リップやチークを鮮やかにしてバランスを楽しんだり。そんな対比を愉しむ工夫をしながら、黒を再び楽しめるようになりました。
黒はやっぱり大人女性の肌や体を締めてくれるカッコ良い色!たまに取り入れるのも良いですよ。
全身黒が苦手な方は、このコーデのようにボレロだけチャコールグレーにして、暗さを引き算するのも有効です。

一見難しそうに見えるマルチポンチョ。
私も最初は「これ、いつ着るの?」と思いましたが、インスタグラムでパリのマダムが同じようなポンチョを羽織っているのを見て、そのカッコ良さと迫力に一目惚れ。これは若い人には出せない女性の奥行きだと思います。
それ以来、私も海外出張やホテルステイの際に大活躍しています。

裾がふわりと揺れる感じも素敵ですよね。顔映え的にアイボリーを選びたいところですが、今回はシックなチャコールグレーを。綺麗なブルーのシャツとのコントラストを楽しみます。
ポンチョの形を見せるために、パンツやシューズは黒で統一。ポンチョが主役なので、アクセサリーはあえて着けない方がクールですよね。

海外のホテルで部屋の中は暖かくても、朝晩の食事時など少し肌寒いとき。そんな時にこれをパサッと羽織るだけで、気分も印象もがらりと変わります。
まだ寒さが本格的でない時期の外出にもぴったり。軽くてコンパクトに畳めるので、持ち歩く羽織としても重宝します。
この迫力と揺れ感はマダムが纏ってこそ輝きますよ。

そしてトリを飾るのは、やっぱり冬のカシミヤニット!
ドレスハーセルフ史上、最高級の糸を贅沢に使った、まさに一級品です。

このやわらかなラベンダーカラーも秀逸。
ピンクと紫の中間のような綺麗な色なんですが、この発色は年齢を重ねた肌も透明感のある印象に見せてくれる効果があるそう。日焼けした私の肌にも、しっとり馴染みます。
首元は大ぶりのアクセサリーをジャラッと着けるのが粋。カシミヤの柔らかい印象が中和されるんですよね。

もう何度もお伝えしていますが、世界的にカシミヤが高騰している今、この価格でこのクオリティのカシミヤニットはもう二度と出ないと思います。これが本当に最後の最後。
貴重なハイクオリティカシミヤですので、なくなる前に、ぜひ手に入れてくださいね。