ねぎらいのスプーン〈6〉
健やかで美しい皮膚を保つためのスキンケアやライフスタイルを提案するブランド、『OSAJI(オサジ)』ブランドディレクターの茂田正和さんに、体の内側から肌や心をいたわるレシピを教えていただく連載の六回目。
端境期ならではのストレスや自律神経の不調を健やかに乗りきる「ねぎらい」のひと皿をご紹介します。
移ろう季節を、健やかに、やわらかく乗り越えるヒントになりますように。
「幸せ」とは、なにげないところにあるのかもしれない。
ゆっくりお⾵呂に⼊ったり、太陽の⾹りがする布団に横たわったり、
⼤切な⼈とのたわいもない会話や、部屋着の優しい肌触り。
暖かく滋味深いスープを飲む時も、そうなのかも知れない。
仕事のために、家族のために、はたまた美容のために、
やらなきゃいけないこと、やってはいけないことがたくさん。
我慢しながら頑張ってる。
昨⽇も、今⽇も、明⽇も。
束の間のひとときに、スプーンですくって⼝にはこぶ。
体を通って、胃腸に届くほっこりとした温もり。
素の私が、ふぅっとひと息つく。
「いつもありがとう、私」
vol.06/巡り整えるワカメスープ

梅雨に向かう端境期
梅雨時期は体に水分が溜まりやすくなり、むくみや血行不良によるクマが目立ちやすくなります。さらに余分な水分が血管や神経を圧迫し、頭痛やだるさを引き起こすことも。この季節には、水分排泄を促すカリウム、血管の収縮をコントロールするマグネシウム、脳へ酸素を運ぶ鉄分など、ミネラルを補給することが重要です。

マグネシウム豊富なワカメ、鉄分と良質なタンパク質を含む牛スネ肉、そして自律神経を整え「気の巡り」を良くするクレソン。これらを合わせた、心身を癒す一杯をどうぞ。
材料
・ワカメ…50g(生または戻したもの)
・クレソン…20g
・牛スネ肉…100g
・生姜…10g
・にんにく…1片
・水…1000ml
〈調味料〉
・みりん…大さじ2
・醤油…大さじ1
・塩…小さじ1/2
・粗挽き胡椒…小さじ1/2
〈雑穀米〉
・白米…150g
・雑穀米…大さじ1
・水…200ml
作りかた

(1)鍋に水とひとくち大に切った牛スネ肉を入れ、沸騰させる。
(2)アクをひき、生姜のスライスと潰したにんにくを入れ、蓋をして吹きこぼれない程度の強火で10分煮る。

(3)みりん、醤油、塩、胡椒を加える。


(4)適当な大きさに切ったわかめとクレソンを加えて、ひと煮立ちさせたら完成。

(5)雑穀米をスープに沈めて食べてもよし。
茂田正和
株式会社OSAJI 代表取締役 / OSAJIブランドディレクター
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音楽業界での技術職を経て、2001年より化粧品開発者の道へ進み、皮膚科学研究者であった叔父に師事。
2004年より曽祖父が創業したメッキ加工メーカー日東電化工業の化粧品事業として多数の化粧品を開発、健やかで美しい肌を育むには五感からのアプローチが重要と実感。
2017年、スキンケアライフスタイルを提案するブランド『OSAJI(オサジ)』を創立しディレクターに就任。
2021年にOSAJIの新店舗としてホームフレグランス調香専門店「kako-家香–」(東京・蔵前)、2022年にはOSAJI、kako、レストラン 『enso』による複合ショップ(鎌倉・小町通り)をプロデュース。
2023年、日東電化工業の技術を活かした器ブランド『HEGE』を手がける。
著書『42歳になったらやめる美容、はじめる美容』(宝島社)。2024年2月9日『食べる美容』(主婦と生活社)出版。





